婚活の場として主力になりつつあるマッチングアプリ。初デートにつきまとうハプニングや悩み。盛り上がらない、次につながらない、微妙な人と会ってしまった…ありがちな悲しい状況を打破するために、どうすればいい? 婚活アプリの中の人とーまさん、婚活アプリで3カ月で結婚した杉村さん(仮名)、婚活アプリの赤ペン先生おとうふさんの3人が伝授!
読者のお悩み…
会話が弾まず終始無言。お互い帰りたいと言い出せず、時間だけが過ぎました(34歳・アパレル販売)
誰とでもそれなりに楽しく話すことができるのですが、なかなか次に発展しません(32歳・旅行会社営業)
まずは...1週間チャットしたらもう会う約束を!
「時間がもったいないので、話が盛り上がったらすぐにLINEを交換し、会うための日程調整。初回はランチやお茶にしておけば、短時間で帰れるので気軽です。盛り上がれば夜ごはんまで延長できるのも◎」(杉村さん)
「文字だけではわからないが、会えば一瞬でわかる生理的な相性のよさ・悪さがある。時間を無駄にしないためにも、メッセージは“明らかに無理ではないかの確認”と割り切り、早めに会ってみることをおすすめします」(おとうふさん)
SCENE 1. ダメと思ったら即解散!
「失礼すぎる人やプロフィールに虚偽があるとわかった場合、すぐにドリンクを一気飲みして“今日はありがとうございました!”と爽やかに帰宅。結婚前提なのに噓をつく相手は信用できません。もう二度と会わない人だし、時間やエネルギーを無駄にしないよう強気でいきました」(杉村さん)
SCENE 2. リアクションは思っている2倍で返す
「男性は、女性がどれくらいポジティブな反応をしてくれたかでデートの成功・失敗を判断する傾向があります。初対面のときは緊張して、自分が思っているよりも感情が出ていないことが多いもの。思った2倍くらいのリアクションを返すくらいでちょうどいいですよ」(とーまさん)
SCENE 3.頑張って話しすぎない
「30代の女性が陥りがちなのは、場を盛り上げようとするあまり、頑張りすぎてしまうこと。相手が圧を感じてしまうこともありますし、疲れによって心が折れる原因にもなります。間を恐れずに、相手が話しだすのを待ってみて。もてなそうとしなくても大丈夫です!」(おとうふさん)
【もっと本気な人へ! 天才のこっそりアドバイス】
初回で相手の結婚への温度感を探る
「結婚が目標ならば、最初に温度感を確認するのは大切。アプリには“いい人がいたらつきあおうかな”程度で、結婚はまだ考えていない男性もたくさんいます。プロフィールに結婚したいと書いているとしても、その熱量は様々。重くなりすぎないように聞いてみて」(おとうふさん)
「初回で必ず結婚願望があるかを聞いていました。こちらのプロフィールには結婚願望ありだと記載していたので、それを理解して『いいね!』してくれたよね?という確認です。今のパートナーは、初回から結婚への温度感が同じだったので進展が早かったです」(杉村さん)
「恋愛観・結婚観は関係性が固まる前のほうが聞きやすい。好みのタイプなどのライトな話から入り、“パートナーに何を求めるか”を確認したほうがいいです。合わないことを知らずに関係が進展してもつらいだけ。価値観がすり合わせられそうかは最初にチェックして」(とーまさん)
2回目会うのは自分から「ありがとう」を言いたくなった人
「“礼儀としてお礼を言う相手”ではなく、会ってくれたことを心から感謝したい人にだけ、またお会いしたいと伝えていました。今のパートナーも、この人で婚活を終わらせたい……という気持ちで決めた人。効率的・仕事的に進めても、最後はやっぱり気持ちです!」(杉村さん)
イラスト/描き子 取材・原文/東 美希 ※BAILA2023年2・3月合併号掲載