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ツライ花粉症は「腸活」で回避!<薬剤師解説>花粉症対策に良い食材5選

ビューティ

日本人の約3割がかかっているとされる花粉症。花粉の時期になると、鼻水やくしゃみが止まらないという方も多いでしょう。つらい花粉症を改善する秘訣は、腸内環境を整えること。今回は、花粉症対策のために今日から食べたい腸活食材についてあんしん漢方の薬剤師、中田早苗さんに伺いました。

花粉症と腸内環境の意外な関係

photo:photo-ac
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花粉症対策には、腸内環境の改善が重要なポイントとなります。

諸説ありますが人の腸内には1000種類、100兆個もの細菌が生息しており、それぞれがバランスをとりながら、腸内フローラという集団をつくりだしています。

この腸内フローラは、腸内の免疫細胞を活性化し、ウイルスや病原菌などからからだを守る役割を持っています。

腸内フローラのバランスが崩れることにより免疫系のバランスも乱れ、花粉症などのアレルギー反応も出やすくなるといわれているのです。

花粉症を改善する腸活食材5選

photo:photo-ac
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そこで、ここからは花粉症を改善する腸活食材について詳しくご紹介します。

腸内環境を整える「ヨーグルト」

ヨーグルトには、腸内環境を整えるのに役立つ乳酸菌が多く含まれています。毎日少しずつ食べるようにしましょう。

また、ヨーグルトは、食物繊維を多く含むきなこなどと一緒に食べると、より腸内環境の改善を実感することができます。

ヒスタミンの生成を抑える「チョコレート」

花粉症によって起こる目のかゆみ、鼻水などは、体内で生成される「ヒスタミン」が原因です。

チョコレートに含まれているカカオポリフェノールには、そんなヒスタミンの生成を抑える効果があります。
ただし、糖質や脂質の摂りすぎには気をつけたいところ。チョコレートを選ぶ際は、カカオポリフェノールをより多く含み、甘みが控えめなカカオ70%以上のダークチョコレートがおすすめです。

ポリフェノールや食物繊維がたっぷりの「れんこん」

花粉症の症状を抑えてくれるポリフェノールやタンニン、食物繊維がたっぷり含まれているれんこんも、おすすめの食材です。免疫力を高め、体質改善も期待できます。

DHAやEPAを含む「青魚」

イワシやサバなどの青魚には、花粉症などのアレルギー症状を抑えるDHA、EPAが含まれています。

アレルギー症状の改善に役立つ「梅干し」

梅干しに含まれている成分のひとつであるバニリンは、アレルギー症状の改善に役立つといわれています。1日1個の梅干しを食べるようにしてみてはいかがでしょうか。

腸内環境を整えるには漢方の活用もおすすめ

photo:unsplash
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「花粉症体質を根本的に改善したい」方におすすめしたいのが、漢方薬で体質改善を目指す方法です。

花粉症は、花粉と体内のIgE抗体が結合し、神経や血管を刺激することで生じます。また、胃腸機能の低下や水分代謝の乱れ、冷えや季節の変動による免疫機能の低下も原因として考えられます。

花粉症対策に用いられる漢方薬には、
・鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状を主に抑える
・花粉症などのアレルギー体質を根本から改善する
の2種類の役割があります。

花粉症改善には、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状を抑える作用に加え、根本から改善するために「からだを温める」「水分の循環をよくする」「炎症を和らげる」「消化・吸収機能をよくして抵抗力を高める」といった漢方薬を選びます。

花粉症の改善におすすめの漢方薬2種

・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
水分循環を促して余分な水を乾かすことで、花粉症、アレルギー性鼻炎を改善します。

・葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
からだを温め、鼻の通りをよくすることにより、鼻づまりや副鼻腔炎などを緩和します。

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