鹿児島で片付けのサポートを中心に活動しています、整理収納アドバイザーの露重和子です。食品や飲料の値上げが続く中、家計への不安を感じている方も多いかと思います。そんな値上げラッシュに負けないためにも、改めて身の回りを整えませんか? 整えることで、無駄な出費を減らせ、浪費も減り、暮らしの満足度も上がります。是非新年度の暮らしを楽しむために、参考にしていただけると嬉しいです。
ストック類は1カ所に集中収納
ティッシュやマスクなどの日用品のストック類が、家の中のいろんな場所に、バラバラに収納されていませんか? ストック類がバラバラに収納されていると、在庫を把握することができず、買い物に行くたびになかったかも……と買ってしまい、片付けたらストック類がありすぎて困った……というお客様は実際にとても多いです。ストック類はスペースもとりますし、たくさん在庫がありすぎても消費が追い付かずに、もったいなくて捨てられない……という残念な状況になってしまいます。買いすぎを防止するためにも、ストック類は1カ所に収納して、在庫を把握できるようにしましょう。そうすることで、無駄な出費を減らすことができます。
冷蔵庫は見える収納
毎日の買い物と言えば食材類。食材もどんどん高騰していますし、食品ロスの観点からも、冷蔵庫はきれいに整えておきたいですよね。冷蔵庫で一番避けたいのは、食品の存在を忘れてしまって、食材を腐らせてしまったということではないでしょうか。食材を腐らせないようにするには、食材を見えるように収納することがポイントです。
冷蔵庫内はできるだけ、7~8割収納を心がけることで、冷蔵庫内が見渡しやすくなりますし、電気代の節約にもつながります。豆腐や納豆、ヨーグルトといった定番食材は、透明のケースにまとめるなど、冷蔵庫は見える収納を意識すると、食品の買いすぎや食品ロスを減らすことができ、食費の節約にもなります。
ライフスタイルに合った持ちモノの数を意識する
タオルや下着、洋服、カバン、靴などの持ち物の数を意識したことありますか? 例えば、タオルなら家族の人数分×2あれば、最小限の暮らしはまわるのではないでしょうか。例としてタオルをあげましたが、ご自身のライフスタイルに合った数を持つ、ということを意識するのが大切です。改めて、どんなジャンルのアイテムをどれだけの数持っているのか、ということを意識するだけで、モノが増える習慣があることに気づけたり、今後の買い物の仕方を考えるきっかけになります。モノの数を意識することで、無駄にモノを持ちすぎないように意識できるようになるので、結果的に節約につながります。
自分の「好き」を知る
モノが多い方は、ご自身の「好き」が曖昧で、「なんとなく」モノを家に入れて、なんとなく手に入れたモノを雑に扱って、飽きたらまた、なんとなくモノを家に入れるという状況になりがちです。そうやって、なんとなく出費が増えてしまうのは避けたいもの。
自分の「好き」を知ると、身の回りに置くモノ、身にまとうモノが、好きなモノだけに厳選され、好きなモノなので大切に扱います。自分の「好き」を知り、大切にすることは、豊かな暮らしにつながるので、衝動買いや浪費も自然と減っていきますよ。
値上げラッシュに負けないための、身の回りを整えるポイントについてご紹介しました。整えることで、無駄な出費を減らせ、浪費も減り、暮らしの満足度も上がります。是非新年度の暮らしを楽しむために整えましょう!