「彼のことが大好きで、私たちは本当に気が合うしなんでも話せる」そう思う女性は、ラブラブ期にぜひ話して欲しい3つのことがあります。彼との関係をより親密なものへとステップアップさせることにつながります。ラブラブ期にこそやってほしい、1年後のハッピーにつながる話を解説します。
「なんでも話せる」ラブラブ期カップルの思い込みを1年後のハッピーにつなげるコツ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 217
「彼にはなんでも話せる」
相性の良さを感じた恋人には、こんな気持ちを抱くものです。ラブラブな恋愛初期ほど抱きやすいこの感覚。ずっと熱い気持ちが続けばいいのですが、一般的には、1〜3年程度で収まっていくと言われています。
この違いは、恋の魔法と言い切っていいのかというと、そうではありません。気持ちが落ち着いても同じようにラブラブ感をキープするためには、魔法ではなく、いくつかやれることがあります。
今日は「彼なら何でも話せる!」と舞い上がる気持ちの女性ほど読んでほしい、その気持を1年後のハッピーにつなげるコツを解説します。
ハッピーラブラブな気持ちはなぜ起きる?
「彼にはなんでも話せる」「めっちゃ気が合う」「いつも私たち同じことを考えている気がする」「価値観がピッタリ」
ラブラブな時期のしっくり感を、このような表現で語る女性は多いです。とても素敵な事ですが、それはドーパミンなどの興奮につながる神経伝達物質が関係しています。ドーパミンが出ることで、普段ならスルーすることにも気づき、また何とも思わないことも気持ちが揺さぶられ、ドキドキしたりうっとりしたりするのが特徴です。
恋に恋しているとも言えますが、ラブラブ期はカップルにとって、とても大事な時期です。ラブラブ期は2人の愛情が高い姿を最初に見せてくれる時であり、その後の長い付き合いの中での基礎となります。
よく、カップル間でトラブルが起きても「あの時はあんな優しかったしな…」と思い返し、すぐに別れず向き合おうとすることがありますよね。それはベースにラブラブ期で見た素敵な彼の記憶があるから成立します。
つまり、このラブラブな時期には思いっきり彼への愛情を高め、相手のいい部分を見ておくことが大事。これができないと、その後気持ちが落ち着いたら、あっという間に関係が破綻してしまいます。
ラブラブな時ほど話しておきたいこと
ラブラブな時期はめいっぱい相手への愛情を高め楽しむこと。これが大事になりますが、同時に次の落ち着いた関係を見据え、いくつか話し合っておいた方がいいことがあります。ここでは3つ紹介します。
1. 信頼している人だからこその話をする
ラブラブ期が終わったカップルが次にいくのは「信頼」がベースとなる関係です。ドーパミンに頼らずとも「この人なら何でも話せる」を心から感じられ、相手に強い信頼感が生まれてくるのがこのときの特徴です。
恋人関係を次のステップへスムーズに進むコツは、ラブラブ期を楽しみながらも、相手と自分の信頼関係を強める取り組みをしていくことです。その足がかりとして、「信頼している相手だからこそ話すこと」を、勇気がいるかもしれませんが彼にしてみましょう。
どういった話題かは人によって異なります。過去に聞いた話だと、ある女性は結婚を考えるほど好きだった彼に、早い段階で自身の家族関係について共有をしたといいます。彼女の生い立ちはちょっと訳アリだったため、早めに打ち明けて理解をもらえたことで、より彼への信頼と愛情が増したといいます。
人を選ぶ話題は、無理に話す必要もありませんし、何でも伝えればいいわけではありません。ただ、長期的な関係を考えたら伝えておきたいことがあれば、さりげなく今から伝えておけると良いでしょう。
こうした本音のやり取りが、2人の関係構築にはプラスに働きます。
2. 将来を想定した話をしておく
ラブラブ期を抜けて信頼関係を築く時期に突入することは、結婚というカタチに限らず、将来を見据えていると言えます。そんなタイミングでは、積極的に将来の生活について話せると良いでしょう。
将来の話って、ラブラブな時期よりも気持ちが落ち着いて冷静な関係に発展した時の方が、言いにくさが出てくるものです。冷静な時期は、好きという気持ちと現実問題のバランスが整っています。ある程度理性的な状態の時に将来の話をすると、相手によっては驚き、ネガティブな気持ちを抱かれることも少なくありません。
それが怖くて話せない女性をゴマンと見てきました。だからこそ、ラブラブな時期に、将来の話は軽くしておくことをオススメします。ちなみにこの時は、努めて明るく「同棲もしたいし結婚もしたいくらい好きだわー」くらいの感じで言うこと。急かすのではなく、マメに軽めのジャブを打ち込んでみましょう。
3. ネガティブな本音も見せる
最後は、ネガティブな本音もあえて見せていくことをオススメします。
ネガティブと表現しましたが、何も悪口を言う姿や、メンタルガタガタの姿を見せろというわけではありません。女性の中には、彼のことが好きすぎて、本音を出すのを控える女性が一定数います。こうした女性に対して、「思ったことはネガティブなものも含め、きちんと伝えましょう」と言いたいのです。
例えば、彼が選んでくれたデートのお店候補が好みでなかったら、「私はこういうのが食べたいから、こちらで探してもいい?」と代替案を出してみましょう。こうしたシーンで多くの女性は「(本当は行きたくないけど、言って気まずくなったら嫌だし黙っておこう)」と本音を隠して彼の意見に従います。
ちょっとしたことならこれでも良いのですが、長く続く信頼関係は、不満を押し殺して付き合う関係の先には生まれません。だからこそ、ネガティブな本音もポジティブな本音も、相手を思いやりながら伝えて欲しいのです。
何を言っても笑って許し合えるラブラブ時期から意識できると、より関係発展のスピードも上がりますよ。
ラブラブ期に意識して彼と話したいことを3つ解説しました。楽しくて幸せな時期を味わいながら、関係がステップアップできるよう意識してみてください。それがいわゆる「愛を育む」ということに繋がります。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト