片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。今回はベッドの形状によっての、収納の違いについてお話したいと思います。狭い部屋の中で大きな面積を占めるベッドは、選び方によっては収納力をアップする事ができるアイテムです。我が家の3種類のベッドを参考に収納の違いをご紹介します。
案外多いベッド無し生活
私はいつも、個人のご自宅に訪問し収納や片付けのサポートをしています。今まで600回以上、たくさんの暮らしを拝見していますが、眠るスタイルもご家族の考え方によって様々です。
案外多くてびっくりするのが、ベッドを置かずにマットレスを床に直置きされている人が多いことです。
床との間に除湿シートをひいて、朝起きて、マットレスをあげるなどの対策をすれば問題ないかと思いますが、ほとんどの方は床に直接ひいたまま、マットレスをあげる事をされないんです。
マットレスと床の間にカビが生えている事もよくお見受けします。
ベッドを購入しない理由の多くは、ベッドを置くと狭くなるから、との事なのですが、結局マットレスをあげないのであれば、広さは変わらないです。ベッドを設置すると、ベッド下にかなり大量の物を収納できるようになるので、私個人的には、ベッド推進派です。
とはいえ、確かにベッドは大きいですし、すぐに買い換えできる物でもありません。ベッド選びはとても悩まれると思います。そこで、今回は私の家にある3つの形状のベッドを参考に、収納や使い勝手の違いをご紹介していきます。
ベッドの選び方で収納力が変わる!
ベッドの形状によって、収納力や使い勝手が変わってきます。
寝心地やデザインは今回は考慮せず、収納の観点から見ていきましょう。
①脚付きマットレス
3種類のなかでは、価格帯が安く購入できる事が多い脚付きマットレス。また、ヘッドボートがないので、狭いスペースにも圧迫感なく置きやすいのがポイントです。
脚付きマットレスは脚の高さによって、下にどれだけ収納できるかが変わってきます。ベッドの高さは低い方がお部屋は広く見えますが、あまりに低いと収納力がないのでせっかくのスペースが使えなくなってきます。
画像は、我が家の長男の部屋です。狭い部屋なので横幅が2mがぎりぎりなく、ヘッドボード付きのベッドが入らず、脚付きマットレスを選びました。
足元には収納はついていないので、市販のベッド下用の収納ケースなどを活用して、普段使わない物を収納しておく事が可能です。画像は、100円ショップで購入できるケースを使用しています。ベッド下のホコリを防ぐふた付きのケースです。
またそれ以外にも、たまに使う折りたたみテーブルなども収納しています。
②引き出し収納付きベッド
次は、一番使っている人が多い引き出し収納付きベッドです。
引き出しはベッドの種類によって高さもいろいろ選べます。あまり高くなりすぎるとマットレスをのせたときに、高くなりすぎて圧迫感が出てしまうので注意が必要です。
とにかく収納力が欲しいという人は引き出しの高さがある物を選ぶといいですね!ベッド下の引き出しは結構使いやすく、容量もたっぷり入ります。
私の部屋では、寝具類のカバーや、ブランケットと、娘の部屋なので、ぬいぐるみをたくさん入れています。
引き出し収納付きベッドは、ベッドの幅の半分くらいは引き出しの奥行がありますが、残りのスペースは大きな空間が開いている事が多いです。
大きな空間なので、長い物や大きいものを収納することができるのですが、マットレスを降ろさないといけないので、結構大変です。1年に1,、2回くらいの使用頻度の物がいいですね。
③跳ね上げ式ベッド
最後に紹介するのが、跳ね上げ式ベッドです。