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レオナルド・ダ・ヴィンチが描く劇的瞬間をアフタヌーンティーで。[メズム東京]でいただく「最後の晩餐」

旅行・おでかけ

東京・竹芝にあるラグジュアリーホテル【メズム東京、オートグラフ コレクション】では、有名絵画をテーマにしたアフタヌーンティーを「アフタヌーン・エキシビジョン(午後の展覧会)」として開催。8回目となる今回は、2021年夏に好評だったレオナルド・ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」を題材にした『サパー(Supper)』をリバイバル。平日24食限定で2023年7月28日(金)まで提供します。

|名画「最後の晩餐」をテーマにするアフタヌーンティー

今回のエキシビション『サパー(Supper)』は、イエスと12人の使徒それぞれを、13個のスイーツやセイボリーで表現するとともに、前菜やモクテルをプラス。彼等と係わりをもった土地のスイーツや料理で表現しながら、世界的名画に親しむ体験です。

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▲第8弾『サパー(Supper)』は、前菜、3種類のモクテル、13点のスイーツとセイボリーからなるアフタヌーンティーです

レオナルド・ダ・ヴィンチがベジタリアンだったという記録から、野菜のモクテルは黄色野菜やマンゴー、パイナップルのジュースに、ホイップしたフワフワの卵白をトッピング。食慾を刺激するレモンの酸味もくわえたドリンクで、ダ・ヴィンチが理想としたプロポーション「ウィトルウィウス的人体図」が描かれます。

イタリアの棒状のパン「グリッシーニ」は、生ハムを巻き付けておつまみに。パレットにのった絵筆のようなイメージで、しばしダ・ヴィンチになったつもりで、絵の世界を楽しんでみてください。

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▲前菜は、野菜のモクテルとグリッシーニの生ハム巻き

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▲レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」(1495-1498)

「最後の晩餐」は、イエス・キリストが磔刑にかかる前日、12人の弟子たちとの晩餐の席で、「あなたたちの中の1人が私を裏切る」と予告。動揺する弟子たちの一瞬を、ミラノにある修道院の食堂に描いた傑作です。静かに事を告げるイエスを中心に、驚く者、凍り付くもの、問いただす者など、沸騰する劇的瞬間を永遠に残す試みです。

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▲13点のスイーツとセイボリーは、スモークをまとって登場します

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▲メニューには、人物の紹介と料理の由来が書かれていて、一品ずつ確かめながらいただきます

赤ワインのモクテルは、グレープジュース、アールグレイ茶葉、ジンジャーコーディアル茶葉などを使って赤ワインの渋みを再現しつつ、ジンジャーの心地よい刺激が爽やか。白ワインのモクテルは、マスカットジュース、カモミール、ほろ苦い酸味のあるカカオニブを使い、白ワイン特有の樽香を表現しています。

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▲ノンアルコールのモクテルは赤ワインと白ワインをイメージ

イエスは最後の晩餐の席でワインを手に「これは私の血である」と言って弟子たちに与えました。ワインはイエスの血を象徴するとされ、修道院が醸造し、布教とともに世界へ広まります。メズム東京では誰でも楽しめるよう、ノンアルコールのモクテルを用意します。

|イエスと12の使徒を味わう

ここでは12人の弟子たちがどんな人物で、どんな料理で表現されているかを紹介。スイーツとセイボリーは左から右へ順に食べることを前提に、甘さや塩味の強弱などをつけしています。

三角形の「ハマンタッシュ」は、バルトロマイの故郷イスラエルのクッキー。バルトロマイがフィリポと出会う前にイチジクの木の下にいたことをイエスが言い当てたという逸話から、イチジクのジャムを包みます。そしてイエスに容貌が似ていた小ヤコブは、遺骨がサンティ・ドーディチ・アポストリ聖堂に安置されていると伝わることから、イタリア・シチリア産レモンを使った甘酸っぱいシャーベットで表現します。

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▲バルトロマイの「ハマンタッシュ」(左)と小ヤコブの「レモンシャーベット」

5千人の人々にパンと魚を与えたというイエスの奇跡「5つのパンと2匹の魚」をヒントに、元漁師のアンデレにちなんだセイボリーは、魚の形をした温かいミートパイです。

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▲イエスの告白に驚いて両手を挙げるアンデレは「魚の形のミートパイ」で

銀貨30枚でイエスを売り渡し「裏切り者」となったユダ(茶色いヒゲの人物)は、銀貨を思わせる丸いクッキーで挟んだ濃厚なチョコレートサンドで表現。豊かな香りにくわえ、甘く美味しいチョコレートは、裏切という誘惑を感じされるに十分な味でした。

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