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日々の不調&舌の状態でわかる、あなたの体質タイプは? 体質別おすすめ食材も

ライフスタイル

頭痛に目の疲れ、肌や髪のパサつき…。それ、実はすべて血流の状態が原因かも。

【TYPE1】気虚

芋や米…炭水化物でエネルギー補給。
つねに疲れがちな気虚タイプは、すぐにエネルギーに変わる炭水化物をしっかりと。「山芋やさつまいも、じゃがいもなどの芋類や米などの穀物を、消化しやすい煮物やお粥、スープにして。しいたけや豚肉、大豆も、気を補ってくれる食べ物です」(今井さん)

【TYPE2】血虚

赤い肉&魚、黒い食べ物で血を養って。
良質な血が足りず貧血気味の血虚タイプは、「血を作る食べ物であるレバーなどの赤い肉、まぐろ、かつおなど身の赤い魚を。黒豆や黒ごま、黒きくらげなど黒い食べ物のほか、気と血の両方を補ってくれるほうれん草、なつめの実などもおすすめしたい食材です」

【TYPE3】気滞

香り高い食材が、気と血の巡りにgood。
滞ってしまった気を巡らせ、血流を改善するためには、まず香味野菜や柑橘類を。「みょうがやセロリ、春菊などのほか、ハーブは全般的にいいでしょう。オレンジやみかん、レモンなどの柑橘類は香りのほか酸味にもストレスを緩和する働きがあります」

【TYPE4】陰虚

白い食べ物で、血に潤いを行き渡らせて。
陰を作り出すのは、れんこんや豆腐、梨、ゆり根などの、少し粘り気がある白い食べ物。「冷えがなければヨーグルトや、きゅうりやなすなどの夏野菜もいいでしょう。また、陰虚の人は、潤いを消耗する辛いものの食べすぎにも注意してください」

【TYPE5】陽虚

しょうがやスパイスで温め、巡りを回復。
熱を作れず血が巡りにくい陽虚タイプは、「体を温める作用のあるえびや羊肉、鶏肉などに、しょうがやスパイスを加えた料理がおすすめ。辛みのある食材が、熱を起こす“火種”のように働いてくれます。しょうがは生ではなく火を通して摂ることもポイント」

【TYPE6】痰湿

海藻で不要物を排出し、サラサラ血液へ。
食べすぎによって血液中に不要物が増え、流れにくくなっているのが痰湿。「脂っこくコッテリしたものを避け、腹八分目に食べる心がけを。そのうえで、余分なものの排出を助ける海藻や、しじみやあさりなどの貝類を摂りましょう。大根やきのこもおすすめです」

今井太郎さん 薬学博士。漢方専門の『後楽堂薬局』代表。多くの悩みに寄り添い、食や生活習慣のアドバイスも含めた丁寧なカウンセリングを行う。著書に『心と体の不調を治す 血流の整えかた』(池田書店)。

※『anan』2023年5月3日‐10日合併号より。写真・小川朋央 イラスト・酒井真織 取材、文・新田草子

(by anan編集部)

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