お悩み6: オナニーはできるのに、私とはどうしてできないの?
「セックスレスになって2年ほど。夫はコソコソとAVを見ながらオナニーをしているようですが、私を誘ってはくれません。私で興奮しないのに、他の女性で興奮するのかと思うと悲しいやら情けないやら…。同じベッドで寝ていても虚しくなります」(32歳・事務)
「前述したように、出会った頃の情熱を持ち続けるのはなかなか難しいこと。AVなどに新鮮な興奮を求めているのであれば、ラブグッズを使ったり旅行に行ったりして環境を変えるのもひとつの方法です。また妊活中のカップルに多いのが、『何が何でもこの日にセックスしなくてはいけない』というプレッシャーから勃起不全を起こしてしまうというケース。男性は女性が思う以上にデリケートで、妊活のみならず、仕事のストレスなどによりセックスができなくなってしまうことが多くあります。不妊治療において、パートナーとだけできない『妻だけED』もとてもよくあるお悩みなのです。そんな時に『私とはできないの?』と責めるのは逆効果。パートナーのプレッシャーを理解し、寄り添うことも必要です」(高橋先生)
お悩み7:そもそも性欲がわかない。これって変ですか?
「若いころから性欲がなく、セックスが苦手です。彼もあまり性欲が強くないようで、キスやハグはしてもセックスするのは数ヶ月に1回程度。彼との関係は良好なのですが、このままでいいのか気になります」(28歳・インストラクター)
「今の状態がお互いにとって心地いいのであれば問題ありません。カップルの愛情表現はさまざま。最近は全く性欲を感じない『アセクシャル』というセクシャリティも広く認知されているように、セックスなしでも夫婦関係は成り立ちます。実は人工授精や体外受精などの不妊治療をするカップルのうち、一度も性交渉をしたことがないという人たちもいるくらい、性の多様化は進んでいます。周囲のカップルと自分達を比べる必要はありません!」(高橋先生)
描写がリアル! セックスレスを描いた漫画で心が軽くなる
『あなたがしてくれなくても』
©️ハルノ晴/双葉社
32歳のみちは、既婚子供なし。夫の陽一との仲は悪くないが、レスになって2年が経過していた。そんなみちの「子供が欲しい」「もうセックスできないの?」「私に女としての魅力がないから?」と思い悩む姿が共感を呼び、実写化したドラマも大きな反響を呼んでいる。陽一との関係を再構築しようと奮闘しつつも、同じくセックスレスに悩む同僚男性の登場で、物語は大きく展開していく。
『今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント嫁日記~』
©️ポレポレ美/ぶんか社
編集者の彼と9年間同棲していながら、長いことセックスレスの作者。そのまま結婚するものの、ハネムーンでもセックスはお預け。夫の浮気疑惑や家族から受ける妊娠プレッシャーなど、次から次へと襲う試練をコミカルに描いた話題作。
『私の穴がうまらない』
©️おぐらなおみ/KADOKAWA
漫画家&イラストレーターの作者が、6年にも及ぶセックスレス奮闘記を描いたコミックエッセイ。作者本人の他にも、夫の浮気からセックスができなくなってしまった20代女性、セックスを通じて女の喜びや快感を追い続ける40代女性など、誰もが感情移入してしまうような等身大女性たちから目が離せない。
『それでも愛を誓いますか?』
©️萩原ケイク/双葉社
結婚8年目で5年ものセックスレスに悩む夫婦を題材にした人気コミックス。ほぼ専業主婦の主人公・純が環境を変えようと再就職をした春、夫婦それぞれに新たな出会いが訪れる。その出会いに翻弄されるさまにどんどん引き込まれていく。
実は私セックスレスで悩んでました
©️とがめ/KADOKAWA