“サステナブルな行動”のバトンをつなげていく、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。ミニマリストの__minimal.igさんは、二人暮らしで月の食費3万前後(外食を含むと5万程度)でやりくりしています。そのコツは買い物の仕方にあり…?無駄な出費を抑えて、食品ロスがなくなるサステナブルな節約法をご紹介します。
買い物の仕方を見直す
普段の買い物でも少し工夫するだけで食品ロスを減らせ、さらに節約もできる方法をいくつかご紹介いたします。
1.ロスが出やすい買い方をやめる
まとめ買いすると確かに安く買い物ができますが、献立をしっかり計画・管理しなければ賞味期限切れになってしまったり、足りない食材を買い足したりと本末転倒になってしまうことも。まとめ買いは1週間の長いスパンではなく2~3日の短いスパンにする、肉や魚だけをまとめ買いにするなど、自分が管理できる範囲の買い方が良いですね。
2.買い物前に冷蔵庫の写真を撮る
出先で買い物して帰ろうなんてこともしばしばあるかと思います。そこで「冷蔵庫に何が残ってたっけ」と思い出しながら買い物すると、結局全ては思い出せず購入品と在庫が重複してしまうなんてことも。ですが、出掛ける前に冷蔵庫や食品庫の写真を撮っておくだけで、その問題も解消されます。
もちろん家にいる家族に冷蔵庫の写真を撮り送ってもらう手もあります。
3.賞味期限の近いものを選ぶ
賞味期限がなるべく長い方が得した気分になりがちですが、「賞味期限が長い=忘れやすい」という落とし穴もあります。当日もしくは2~3日以内に食べきってしまうなら、わざわざ期限の長いものを選ばなくても手前の期限の短いもので十分です。それにお店によっては期限の近いものは割り引きされているところも多いので節約になりますね。
晒の活用で使い捨てをやめる
キッチンでよく使うキッチンペーパー、以前は私も使用していましたがあっという間になくなるし、ストックもかさばりますよね。魚や肉などの調理では特によく使うため使い捨てはもったいないなあと罪悪感もありました。そんな折、祖母が料理でよく使っていた晒を思い出し、私も使用してみることに。
晒は食材の水気を吸い取ったり、出汁などを濾すのにも最適。使い古したら掃除に使えますし、我が家ではおしぼりとしても食事の際に活躍しています。
晒は比較的安価で繰り返し使えるので、節約アイテムとしても優秀です。
週に1度は「あるものだけ」晩御飯
週に1度、冷蔵庫や食品棚の整理をし、そこで発掘してきた食材を使い晩御飯を作ります。大抵は常備している乾麺や、災害時のためにローリングストックしているレトルト類と冷蔵庫の残り野菜などでパスタやうどんを作ることが多いですが、スープや炊き込みご飯もアレンジがしやすいのでおすすめです。
ローリングストックの循環にもなるし、あるものだけで献立を考えるのでレパートリーも増え、脳トレにもなります。何より使いきったという達成感が嬉しいのです。
おうち時間を大切にする
コロナでおうち時間が増えて、おうち時間を楽しむ達人になっておられる方も少なくないのではと思います。
家で過ごす時間が増えたことで気付いたことの1つに、外出が減るとその分支出も減るということがあげられます。
コロナ前は用事もないのにモールに出掛けたり、休みの日は必ず遠出するなどし、家で過ごす時間を極力短くしていたように思います。ですが、出先では食事や買い物で出費はするし、エネルギーを消費するので環境にも良いとは言えません。
コロナで半強制的に家で過ごす時間が増えると、家で楽しく快適に過ごせるスキルがアップし、前のような出費が減りました。
そして、必要なものと無駄なものを改めて考えるきっかけにもなりました。
不必要な外出や買い物をやめて適切な暮らしを意識していれば、節約はそれほど難しいものではないと思います。
連載企画「TSUNAGU100」のほかの記事はこちら