1.頭皮のニオイの原因は?
汗と皮脂が混ざり合って悪臭化したもの
桐村先生:頭皮は特に夏にいちばんニオう部分。洗浄しても24時間で皮脂量が復活するので、毎日洗髪することが重要です
頭皮は顔のTゾーンの2倍の皮脂量と言われています。頭皮は汗と皮脂の混合臭が発生しやすい場所です。40代をピークとする頭皮のニオイの原因は、汗から出る乳酸を皮膚常在菌が分解した「ジアセチル」という成分が、中鎖脂肪酸の中の皮脂臭と混ざることで“ミドル脂臭”となったもの。後頭部を中心に主に頭皮から発生し、頭皮から汗や皮脂が出れば出るほど強いニオイを放ちます。
また、生活“悪”習慣を反映したニオイが出るのも特徴です。体臭は、食生活の乱れや睡眠不足、ストレスなど体調のバロメーターとなるのですが、乱れた生活で皮脂の分泌量や酸化が起こることで、頭皮のニオイにも関連する可能性があります。頭皮を含めた体のニオイが気になったら、それをきっかけに生活習慣を見直してみてください。
2.ニオわないようにするためにしたいこと
□1日1回はお風呂で汚れを洗い流す
桐村先生:洗髪後24時間で頭皮の皮脂量は復活してしまいます。なので、毎日1回は洗髪して皮脂量を増やしすぎないようにしたいものです。ただし、1日に何度もシャンプーをするのは、頭皮の乾燥を招き、かえって皮脂が過剰分泌してしまうのでやめましょう。
□洗浄力の強いシャンプーは避ける
桐村先生:頭皮がベタつくからと、脱脂力の強いシャンプーを使用すると、乾燥が進みます。マイルドな洗浄力の「アミノ酸系」「ベタイン系」などの洗浄成分で、頭皮にも必要な皮脂は残して適度な潤いを与えておくことが大事です。
□蒸れ蒸れの状態で放置しない
桐村先生:高湿度状態は菌の繁殖を助長します。洗髪したら、できるだけ早くドライヤーで乾かしましょう。頭皮をしっかり乾かしてから寝てください。また、日中たくさん頭皮に汗をかいたときは、ドライシャンプーなどで清潔にしてください。頭皮は全身の中でもっとも菌が増えやすい部位と心得て!
□偏った食事や暴飲暴食を避ける
桐村先生:中性脂肪が多いと皮脂が過剰分泌します。脂っこいものや甘いものを好んで食べる、外食中心の食生活、暴飲暴食などから皮脂量が増えてしまいがちに。また、ターンオーバーが乱れて頭皮が硬くなったり、皮脂の毛穴詰まりなどを引き起こしたりするので気をつけましょう。
3.頭皮のニオイケアにおすすめのアイテム6選
頭皮と髪を速攻リフレッシュできるドライシャンプー
ヴェレダ
ローズマリー ドライシャンプー
天然由来のメントールを配合。シュッとスプレーするだけで頭皮を爽やかに、髪をサラサラに整えて爽快感をキープ。ローズマリーの香りが頭皮の気になるニオイも抑える。115ml ¥2640/ヴェレダ
氷点下のクール感で頭皮をクールダウンするスプレー
ハウス オブ ローゼ
ミントリープ クール スカルプスプレー
髪の根元に吹きかけて頭皮全体になじませると、カキタンニンやチャエキスが汗や頭皮のイヤなニオイをスッキリとオフ。頭皮の皮脂を抑えながら、海洋由来の美髪成分が毛髪のダメージを補修。80g ¥1320/ステラシード
サロンのヘッドスパ気分を味わえる頭皮クレンジング
ルネ フルトレール
スクラブ ヘッドスパ
週1回程度、シャンプー前の頭皮につけてマッサージし、古くなった角質を除去。炭パウダーが気になるニオイを吸着し、アロエベラエキスが頭皮をしっかり保湿する。150ml ¥4290/ルネ フルトレール
ハーブの香りが爽快な頭皮用ディープクレンジングジェル
ラ・カスタ
アロマエステ スキャルプ. クレンジング リファイン
週に1回のスペシャル頭皮ケア。シャンプー前の乾いた頭皮に直接ジグザグ塗りしてマッサージすれば、蓄積した毛穴汚れがスッキリオフ。ユーカリなどのハーブにシトラスをミックスした清々しい香り。150ml ¥2420/アルペンローザ
潤い効果と速乾を両立した最新モデルドライヤー
YA-MAN TOKYO JAPAN
リフト ドライヤーS
乾かすだけではなく、頭皮ケアを目的としたドライヤー。シリコーン製のスカルプヘッドを装着すると、温感タッピングで頭皮と頭筋を刺激。頭皮が上がり、髪質も上がる。より軽量になって使いやすさもアップ。¥44000/ヤーマン
スカルプモードを新搭載。頭皮の水分量を守るドライヤー
Dyson
スーパーソニック ニューラル™ シャイン
へアドライヤー セラミックピンク(HD16 VLP)
風温を毎秒20回測定し、使用中、温度が上がり続けないように設定温度を自動にコントロール。低温ツールを装着すれば、風温が最大20度低下し、髪と頭皮のダメージを軽減。ツヤ出しツール、低温ツール、なめらかツールの3つのアタッチメントつき。全3色 ¥48800/ダイソン