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お賽銭5円は間違い?神社参拝で運気アップのためにすべきこと、すべきでないこと

2023年ももうすぐ終わり。来年こそは運気をアップさせたい! と、意気込んでいる人も多いのではないでしょうか?
日常で身近なパワースポットといえば神社。でも実は、参拝時のマナーを勘違いをしていたり、知らず知らずのうちにやっている神社での”NGアクション”があるんです! 良かれと思ってしていることが、逆に運気を下げてしまう可能性も。
そこで、神社におけるNGアクションについて、神社ソムリエの佐々木優太さんにお話を伺いました。
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【INDEX】

★ 1.「お賽銭は、ご縁があるから5円」ってホント?
★ 2.パワーチャージがしたくて・・・御神木にタッチ!
★ 3.お守りを買って、お釣りをもらったらダメ?
★ 4.神様に拝むためなら、長時間並んで当たり前?
★ 5.おみくじは、読んだらすぐ木に結ぶもの?
★ 神社は心のジム。日頃から神様とコミュニケーションを

1.「お賽銭は、ご縁があるから5円」ってホント?

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多くの人が、「ご縁がありますように」とお賽銭箱に5円を入れていますよね。実は「お賽銭は5円を納めなきゃ!」というのは勘違い!

通貨として円が使われるようになった明治時代の初頭、5円の価値は5万〜50万円だったと言われています。つまり昔の人は、かなり高額なお賽銭を納めていたのです。

そもそもお賽銭は、「自分が財を成せたのは地域の皆様のおかげ。皆様にも良いことが巡ってきますように」という感謝の気持ちから納めていたもの。お賽銭は”願い事の対価”ではないので、金額が高いほど効果があるというわけではありません。今ここに参拝することができたのは、これまでにお賽銭を納めてくれた人々がいて、神社が維持されてきたから。「この神社が末長く続きますように」という思いを込めて納めることが、開運へと繋がります!

2.パワーチャージがしたくて・・・御神木にタッチ!

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神社というパワースポットで、最大限にパワーをチャージしたいという人も多いはず。神社の象徴とも言える御神木に、気軽に触っていませんか? 御神木に触れるときには、実は注意が必要です。

御神木に触ろうとすると、必ず根の上に登りますよね。木は根からしか水を吸えないため、根っこを踏むと木を枯らしてしまう可能性があるのです。御神木に触るのは、愛していると言いながら首を締めているのと同じこと(笑)。触ってパワーを得ようとするのではなく、掃除をしたりお水をあげるなど、御神木を労る行動がおすすめです。

3.お守りを買って、お釣りをもらったらダメ?

人生で一度は手に取ったことがあるお守り。800円のお守りが欲しいと思ったとき、お財布の中に1000円札しかなかったらどうしますか? 「1000円札を渡して、200円のお釣りをもらうに決まってる」と思ったそこのあなた! お伝えしたいことがあります。
お守りは、厳密には”販売”ではなく、”頒布”されているもの。つまり、買っているのではなく授かっているのです。神様が宿った”お守り”というお下がりをいただく代わりに、気持ちを納めるというのが本来の考え方。お釣りの概念は存在しません。
例えば、募金箱をもった人に「800円募金したいんですけど、手元に1000円しかないので200円ください」と言う人はいないですよね(笑)。お釣りは受け取らずに、「このまま納めさせていただきます」と伝えれば、神社の方もわかってくださいますよ。

4.神様に拝むためなら、長時間並んで当たり前?

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「神様の前で拝むのは1組だけ」がルールだと思っていませんか? 混雑時には、参拝するために長蛇の列で順番待ちをする光景をよく目にします。でも本当は、並ぶ必要はないんです。

神様は”居る”のではなく、”宿る”もの。神様と人が1対1でなければ願いを聞いてくれない、というルールはありません。それぞれの人に、それぞれの神様が宿っているので、横に広がって参拝しても全く問題ないのです。後に続く人たちのことを考えて、より多くの人が参拝に上がれるようにしたいですね。

5.おみくじは、読んだらすぐ木に結ぶもの?

初詣の定番と言えばおみくじ。家族や友人たちと、結果を見せ合うのも楽しいですよね。そんなおみくじを読み終えた後、木の枝に結んで帰っていませんか? おみくじは、神様からのメッセージ。大切に持ち帰るのがおすすめです。
いつからか、おみくじを木の枝に結ぶ人が増えてしまい、おみくじを結ぶための紐掛けが作られるようになりました。おみくじを結ばれても木は喜びませんし、むしろ弱ってしまいます。神様のメッセージはしっかりと受け止めて、大切にしましょう。

神社は心のジム。日頃から神様とコミュニケーションを

神社は、言うなれば”心のジム"です。神社でとる所作は、神社の外でも行うことで開運していきます。”神様”を、”あなたが普段接する人”に置き換えて過ごしてみてください。そうすれば、周りの人たちのあなたに対する態度は、きっと変化していくはず。
そして神社は、参拝に上がるたびに心が整う場所。本来の自分に整ったら、明日からもまた楽しく過ごせるでしょう。そのきっかけを与えてくれるのが神社です。
神様という目に映らない存在に、どれだけ真摯に向き合えるのか、それこそが開運の鍵。あなたに良運が巡ってきますように!

神社ソムリエ 佐々木優太さん(39)

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ミュージシャンを目指してギター1本で上京するも鳴かず飛ばずの日々で、ある日導かれるように伊勢神宮に参拝。そこから神社巡りに目覚めたのを機に、人生が好転。全国1万社以上の神社を巡拝し、拝受した御朱印は4千を超える。ゲッターズ飯田さんからも認められる存在に。

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