生きることに飽きて、諦めそうになるときがあると話すあのさんに、マツコさんがかけた言葉が反響を呼んでいます。
11日放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に、アーティスト・あのさんが出演。タレントのマツコ・デラックスさんと人生観を語り合った一幕が、反響を呼んでいます。
■あの、人生は「何をしたら良いんだろう」
あのさんは「生活していて、死ぬまでに僕は何をしたら良いんだろう?」と漠然と考えることがあるそうで、「マツコさんは、死に向かって歩いている気がしていて、何かを諦めていそう」だと話します。
するとマツコさんは、「本当その通り。私、いつ死んでもいいと思って生きてる」と明かし、あのさんは「それを拝見していて感じて、ヒントが隠されていないかと思って…」と、尊敬するマツコさんにアドバイスを求めました。
■マツコは「生きることに飽きました」
すると、「あのちゃんは、なかなか普通の人ができないことをもうやってるから、そのまま寿命までそれをやり続ければいいと思うよ」とマツコさん。
しかしあのさんが「なんか…飽きちゃうかなって。自分がこう…」と話すと、マツコさんはあのさんの心情を察し「飽きたらおしまいです、人間は」と切り出します。
マツコさんは続けて「私は飽きたんです。だから、もういつ死んでもいいやって思ってる。生きることに飽きました」と明かし、スタジオはどよめき。
■“父親より先に逝けない”が原動力
あのさんはマツコさんの言葉に深く共感し、自身も「(飽きると)思うし、諦めそうになるときがある」と話し、「そうなったときに、諦めて生きている空間って何があるのかなって、ここに…」と尋ねます。
マツコさんは「今は親父が生きているから、親父より先に死んだら申し訳ないなって思って、それが生きる原動力にはなっている」と明かし、「親父が死んだら、本当にどうすんのかね…だから、そのときに何を思うかだよね」とコメント。
■諦めた人間にしか「出せないものはある」
マツコさんは続けて、「あのちゃん、いつ死んでもいいと思っている人間にしか、出せないものはあると思うよ。だから、どっちでも好きなほうを選べばいい。覚悟で」と、あのさんに言葉をかけていました。
この先の人生について、あのさんの迷いや疑問を察しながら、自身のありのままを語ったマツコさん。
この一幕には視聴者からも「死を見つめた生き方 あのちゃんとマツコさんで共鳴してんの良かった」「あのちゃんが出てて、生きるの飽きてきたって言っててなんか気がラクになった」「マツコが『いつ死んでも良いと思って生きてる』『生きる事に飽きた』って言ってるのを聞いて、なんか妙に納得出来ちゃったな」と反響を呼んでいます。
■執筆者プロフィール
衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。