オープンマリッジとは何？どんな夫婦関係なのか？

オープンマリッジという言葉、皆さんは聞いたことはありますか？
日本ではまだ馴染みの薄いオープンマリッジ。日本で実践している夫婦は少数ですが、近年40代を中心に日本にも浸透してきています。
ここではオープンマリッジとはどんなことなのか、メリットやデメリット、注意点も詳しく解説していきたいと思います。

※本記事は「オープンマリッジ」という価値観について解説する記事です。不倫など行為を肯定する記事ではございません。

オープンマリッジとは、パートナー以外との性的な関係を、互いに許容する結婚形態です。日本ではまだ認識が薄く馴染みのない言葉ですが、徐々に認知度があがってきています。
近年、電子コミック『オープンマリッジ』や映画『オープンマリッジ　ある夫婦の形』、『オープンマリッジ　新しい夫婦生活』などの作品があります。1973年にアメリカの社会学者の夫婦が、自由に愛人が作れる新しい結婚のスタイルを提唱した本『オープンマリッジ』を出版し、世に広まるきっかけになりました。定義上は夫婦が互いに所有、独占、嫉妬心に妨げられる事無く、自由に性的関係を持つ相手を作れる事とされています。

パートナー以外と関係を持ってもいいと、互いに認めているカップルの関係を「オープンカップル」と言い、婚姻関係にある場合を「オープンマリッジ」と言います。

結婚、非婚どちらの場合でもこのような関係を「オープンリレーションシップ」と呼びます。どちらの場合でも、どのような関係を築くかはカップルによって異なる為、話し合い、互いに同意する事が必要です。

この記事では婚姻関係によるオープンマリッジに焦点を当てて詳しく解説します。

オープンマリッジでは、互いに納得できるルールを夫婦間で話し合う必要があります。それは一体どんなものなのでしょうか？
e-venz(イベンツ)が行った全国の既婚男女30歳～59歳の1000名を対象した統計があります。

干渉のしすぎや、嫉妬心が強い場合はオープンマリッジの関係が不向きとされます。オープンマリッジを始めたばかりや、体験の長さでルールも変わってくるのかもしれませんね。

また、オープンマリッジの関係を理解されないと考える夫婦は多く、第三者には話しにくい状況なのではないでしょうか。ルールの内容はそれぞれの夫婦間によって様々ですが、良好な夫婦関係を保つためにお互い納得した上でのルールを設ける事が大前提だと言えます。

実際に日本ではどれくらいの人がオープンマリッジを知っているのか、体験した事はあるのか、というアンケートの結果をご覧下さい。

e-venz(イベンツ)が行った「オープンマリッジという言葉を知っていますか？」というアンケートによりますと、オープンマリッジという言葉を知っているのは男性が7％、女性が4％と、10人に1人の割合でしかいません。まだまだ認知度が低いのがわかりますね。

オープンマリッジを体験したことがあると答えたのは男性が1,112名中33名、女性が9名。男性が女性の約4倍もいる事に驚きです。

2つのアンケート結果から、男性の方がオープンマリッジに興味があるようです。女性は家事育児に忙しく、なかなか他に手が回らない事もあるのでしょう。

出典：e-venz（イベンツ）が行ったオープンマリッジについてのアンケート

不倫は隠れてコソコソとパートナー以外の人と恋愛をするため、バレてしまうと大変な事になりかねません。

世間からの風当たりが強い不倫。しかしパートナーと体の相性が合わなかったり、セックスレスが原因で悩む人はたくさんいるでしょう。

そんな不倫と、オープンマリッジの違いは『お互いの合意』がキーポイントです。お互いが納得したルールの中での関係なので、バレないようにコソコソ行われる浮気や不倫とは全く別の事になります。

ここ３年で「既婚者専用」を謳ったマッチングサービスが複数登場しています。値段もサービスする会社によって様々で、男性が月額3,000円～1万円程度。女性は無料で利用でき、利用者も増加傾向にあるようです。

既婚者マッチングサービスを利用する人には様々な目的があります。
冷めきった夫婦関係の理由でも、恋愛のドキドキする感情を楽しみたい人や、ただ身体の関係だけを求める人、また精神的な支えとしてセカンドパートナーを求める人と様々です。
では実際にはどんなサービスと特徴があるのでしょうか？