『GTOリバイバル』で窪塚洋介が21年ぶりに民放ドラマ復帰を果たす。なぜ、窪塚はテレビドラマに出なくなったのか…。
「グレートだぜ」──。1日、反町隆史主演の人気ドラマ『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)が帰ってくる。26年ぶりの続編ドラマとあって、ファンの期待値も高い。
今作で、あの人気俳優が久しぶりの民放ドラマ出演を果たして…。
■絶大な人気を誇った平成ドラマ
『GTO』は、藤沢とおる氏による同名漫画が原作で、元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が破天荒な言動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかり、解決していく学園ドラマ。1998年に反町主演で連続ドラマで放送され、全12話の平均視聴率は28.5%、最終回は35.7%を記録し、絶大な人気を博した。
そんな『GTO』が26年の時を経て、『GTOリバイバル』として一夜限りの復活を果たす。暴露系インフルエンサーが牛耳る私立高校に赴任した鬼塚が、令和の高校生を前に熱血授業を繰り広げる。
■窪塚が21年ぶり民放ドラマ出演
今作では、主演の反町の他、松嶋菜々子、池内博之、山崎裕太、小栗旬、窪塚洋介など、『GTO』時代のキャストも多数出演する。あるテレビ局関係者は、窪塚の出演に驚いたと話す。
「じつは、彼が民放のテレビドラマに出るのは、2003年の『池袋ウエストゲートパーク スペシャル』(TBS系)以来、21年ぶりです。業界内では、『もう民放ドラマに出ないのでは?』とも囁かれていたんですよ」(テレビ局関係者)。
■窪塚がテレビドラマに出なくなったワケ
窪塚といえば、2000年の『池袋ウエストゲートパーク』で演じた、暴力と独特のカリスマ性でカラーギャング集団を率いる「キング」こと安藤崇役を筆頭に、クセのあるキャラクターを巧みに演じ、俳優として高く評価されている。
多くの映画やネット配信ドラマに出演する一方、テレビドラマからは姿を消していた。なぜ、テレビドラマに出なくなったのか。
「現在も、地上波で窪塚さんを使いたいというテレビ局は多いです。ただ、窪塚さんは基本的にテレビドラマへ出演しないスタンスを取っているんです」(前出・テレビ局関係者)。
実際、窪塚は過去のインタビューでも、「20代前半のどこかのタイミングで、もういいかなって思ったんです」「俺の居場所はここじゃないなって思ったんです」と、語っている。
■近年は変化も見受けられて…
20年近くテレビドラマとは距離があった窪塚。ただ、2022年には短編作『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』(NHK BSプレミアム)、今回の『GTOリバイバル』に出演するなど、ここ数年は変化が見受けられる。
「『星新一の─』は監督の柿本ケンサクさんと親交が深かったことがあり、オファーを受けたようです。『GTOリバイバル』も、自分にとって思い入れの深い『GTO』の続編ということもあって出演したのでしょう。”地上波のドラマは絶対NG”というわけではなく、条件や内容によるのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)。
今作を機に、窪塚がテレビで“グレート”な演技を見せる機会が増えるかも!?
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
ドラマ『GTO』(フジテレビ系)では、鬼塚英吉が勅使河原優に説教するシーンがお気に入り。小学生時代、窪塚洋介の主演映画『ピンポン』に影響されて、卓球に打ち込んだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)