良好なセックスには意外にも便通の良さが関係!
ほかに、性欲を正常に維持するために大切なことは、便通よくすることと言われています。
「便秘で、便が溜まっている状態は、良好なセックスのためにもよくありません。便通がいいと、ウオシュレットで洗い過ぎてかぶれたり、おりものが増えることもなく、頻尿も性交痛も減ります」(二宮先生)。
お通じをよくするためには、食事に気をつけることも大切でしょうか?
「小麦をたくさん摂ると、便がべたつき、肛門からスルっと出ません。小麦を減らすことで、ウオシュレットでの洗い過ぎを防げます。流したあとに、便が便器についていたら、ベタベタしている証拠ですので要注意です。また、繊維質をたくさん摂るようにすると、スルっとバナナ状の便が出るようになります。フェムゾーンの保湿も大切です。食事、排尿、排便に気をつけて、健康でいることが性欲維持に役立ちます」(二宮先生)。
お話を伺ったのは…二宮典子(にのみやのりこ) 先生
医療法人 心鹿会 理事長、女性泌尿器科医。香川大学卒業。大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学入局ほかを経て、2021年より現職。日本泌尿器科学会認定専門医・指導医、日本東洋医学会認定漢方専門医、日本性機能学会専門医。女性のためのYouTube『ココシカ診療所』が人気。『女医が教える潤うからだづくり』(主婦の友社)ほか著書多数。