こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。何気なく毎日しているメイクになんとなく不満を感じていませんか?顔と首の色が違ったり、チークを自然に塗れなかったりといったお悩みは、ちょっとしたテクニックで解消できます。今回は、気をつけたい3つのメイクと褒められメイクにする方法をご紹介します。
NG1.顔と首の色が違いすぎる
メイク中はキレイに塗っているつもりが、仕上がったあとに鏡を見ると顔が白くなりすぎてしまったという経験はありませんか?
トーンアップ系のアイテムや明るい色のファンデーションを好む方は、メイクを進めていくうちに想定外に白くなってしまうことが少なくないでしょう。
顔を明るくしすぎると首の色とのギャップが強くなるため、フェイスラインにはトーンアップ系のアイテムを使わないでおくのが無難です。トーンアップ系の化粧下地は、明るくしたい顔の中央を中心に使うと明るさを高めながら全体が白くなるのを防げます。ファンデーションもスポンジに残ったものを薄く塗る程度にしておきましょう。
しかし、ファンデーション自体が白いとそれでも明るくなることが。フェイスラインにシェーディングを仕込むと、顔と首の色のギャップを抑えやすくなります。顔と首の色の境目をよりなじませたい方は、あご下から首の上部にかけて薄くトーンアップ下地を塗っておくと首を明るく見せられますよえ。
使用したトーンアップ系の化粧下地は、エスポア「デューライクジェロー トーンアップクッション」ニュートラルモーブ(SPF50+・PA+++ 税込3,190円)。
黄ぐすみをカバーし、血色感もプラスして華やかな印象をもたらすモーブ系のカラーです。クッションタイプなので狙った部分に使いやすいです。
シェーディングは、デイジードール「パウダー ブラッシュ」BR-01 モカブラウン(税込1,430円)。
粉質が柔らかく肌に溶け込むようになじむため、やわらかい陰影による自然なシェーディングが叶います。
NG2.ブラシにとったチークをそのまま塗る
チークを控えめに塗っているつもりでも想像以上に濃くついてしまった経験は、多くの方にあるのではないでしょうか。チークが濃くなる原因として考えられるのが、ブラシにとったチークをそのまま塗っているケースです。
チークをブラシにとったら、必ず手の甲にワンクッション置いてみてください。手の甲に置くことで発色を確認できるうえ、余分なチークを落とせるため、頬につきすぎるのを防げます。とくに高発色のチークの場合は、ごく少量をとっているつもりでも濃くついてしまう可能性が高いでしょう。
手の甲に一度落とすことで薄くつくようになるので、物足りなければ足して濃さを調整できます。手の甲で落とす塗り方は、パウダーチークに限らず、クリームやリキッドタイプでも同様です。スポンジや指にとった状態から直接塗らず、一度手の甲で色みを確認しておくことが大切です。
薄くつくことで広めに入れてもふんわりとぼかせるため、自然な血色感を与えつつ血色による陰影で小顔効果も狙いやすいでしょう。
使用したチークは、セザンヌ「チークブラッシュ」01 フォギーローズ(税込550円)。
しっとりなめらかな粉が肌に溶け込むようになじみ、内側からにじみ出るような血色感を出せるチークです。プチプラとは到底思えないほどクオリティの高い仕上がりが叶います。こちらのカラーは、肌色を問わず使いやすい落ち着きのあるローズピンクです。
NG3.マットリップで唇の縦じわが悪目立ち
2025年に発売されるリップにはマットタイプが多く、今期のトレンドといえる質感です。かつてのマットリップのように乾燥感の強いものは少なく、うるおいをきちんと残してくれるリップが目立ちます。
しかし、乾燥しがちな冬は、保湿感のあるマットリップでも縦じわが目立つ方は少なくないでしょう。縦じわが目立つと老けて見える原因になり、せっかくのおしゃれな色や質感も損なわれたように感じられます。
縦じわを目立ちにくくするには、リップ下地を塗っておくことをおすすめします。リップ下地を塗るときは、縦じわに沿わせるように縦に動かすのがコツです。しわを埋めるように塗ることで、よりフラットな仕上がりが期待できます。
使用したリップ下地は、M・A・C「プレッププライム リップ」(税込3,850円)。