いつだって身近な存在でありながら、その甘さにどこか遠慮してしまいがちなピンクメイク。その解決策は、-2℃のさじ加減。大人の瞳に奥行きや色気を醸し出す“ミュートピンク”のアイシャドウを紹介。
瞳の吸引力を上げる【ミュートピンク】
静かなくすみピンクのアイパレットは、まさに旬。奥行きや色気も醸し出せる分、白みピンクの唇で温度を下げると、たちまちハンサムなムードに。
ミュートピンクのアイシャドウ3選
モデル使用色
1レイヤードすることで、淡い霞がかったようなムードが生まれるアイパレット。ほのかな光で瞳に生命力も。ルナソル アイカラーレーションN 06 ¥7700/カネボウ化粧品
2ミュートピンクのほか、締め色まで入ったクリエイティブなパレット。アイデザイナー n 02 ¥6600/スナイデル ビューティ
3こなれ感高まるAllマット質感。キャンメイク パーフェクトマルチアイズ 09 ¥858/井田ラボラトリーズ
その他の使用アイテム
手持ちの茶色のペンシルライナーで上まつげのキワを引き締めたら、黒マスカラで上まつげを自然に引き立てて。3D アイラッシュ マスカラ ブラック ¥4730/SUQQU(5/2発売)
渋めのピンクチークを、頰骨に沿ってふんわりと。ザ リキッドブラッシュ グロウ 004 ¥3740/アディクション ビューティ
白みピンクリップで唇を低温に。YSL ザ インクス ヴィニルクリーム 44 ¥6490/イヴ・サンローラン・ボーテ
HOW TO
-2℃にするとはいえ、アイメイクで盛りたい日も。そんなときには目もとはしっかりと色づけ、その他のパーツで温度調整を。1の★のベージュを上まぶた全体に仕込み、二重幅に♥のブラウンを重ねる。下まぶたのキワに沿って♦のミュートピンクを、じんわりと静かなぬくもりを添えて。
ジャケット¥44000/デ・プレ ベスト¥80300/サロン アダム エ ロペ(ガブリエラ コール ガーメンツ) パンツ¥47300(ギャルリー・ヴィー)・ネックレス¥34100(マッソーズ アンド マッソーズ)/ギャルリー・ヴィー 丸の内店
-2℃ってどんなピンク?
ヘア&メイクアップアーティスト
中山友恵さん
「そもそもピンクは、透明感を底上げする頼れるカラー。さらに可愛げや温度感、華やかさも添えてくれる色なので、大人もぜひ活用してほしいです。ただ、甘さが強いとトゥーマッチな印象を与えてしまうのも事実。うまくつけこなすコツは、-2℃くらい“低温”な仕上がりを意識すること。色みは熱を帯びたピンクではなく白み、青み系やきらめきのあるカラーを選んだ上で、ほかのパーツにも血色感が控えめな色を使い、顔全体のバランスを考えることが大切です」
撮影/花盛友里(人)、三浦 晴(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/鈴木美智恵 モデル/森絵梨佳 取材・原文/森山和子 ※BAILA2025年5月号掲載