小さい頃からママと同じ枕で寝ていたり、寝相が悪いからまだまだ様子見だったりと、最初の一歩の踏み出し方が難しい子どもの枕。眠っている間に成長する子どもにとって、枕には大事な役割があります。専門家のアドバイスを元に、“はじめての枕選び”を体験してみました。
今こそ知りたい!
姿勢ケアも脳の発育もこの選びにかかってる
「子どもの枕」Q&A
パジャマ¥9,900(MARLMARL)
子どもの枕、どう選ぶ?
①【骨格の変化に対応できる】
高さ調整できるオーダー枕や中の素材を増減できるタイプを
②【脳の温度を下げられる通気性】
中綿や低反発素材よりもストロー状のパイプがおすすめ
③【洗って清潔を保てるもの】
子どもは汗かき!枕ごと洗えるものがベター。カバーは綿100%を
眠りのプロに聞きました
小林麻利子
さん
眠りとお風呂の専門家、公認会計士、睡眠改善インストラクター。赤ちゃんから大人まで、科学的根拠と最新研究を基にした睡眠改善アドバイスが人気を呼び4,000人以上を指導。5歳・2歳の子どものママ。
小学生になったら枕選び 横向き寝には抱き枕が◎
枕の役割は、首と床面との隙間を埋めること。寝返りが落ち着いて、骨格がしっかりしてくる小学生の時期に入ったら、自分の体に合った枕選びをしましょう。あおむけ時に快適な呼吸ができること、横向き時に背筋がまっすぐなこと、この2つを成長に合わせて微調整できる枕を選ぶのが理想です。逆に体温が高く寝返りが大切な幼児期は、枕は必要ありません。体重も軽く体が沈み込まないので、首の隙間も心配ないでしょう。ただ寝相の悪さに悩む場合は、「ここが頭」と示すと子どもは無意識に戻るのでそのために置くのも手。それもたたんだタオルで充分です。一方、幼児期でも抱き枕は身長100cmくらいの4~5歳頃から、特に横向き寝が好きな子はぜひ使ってください。寝る直前の姿勢が定まると深い眠りに早く到達すると言われているので、抱き枕があるとピタッと決まります。ぜひ本人に選ばせてあげて、快適な睡眠環境作りを。
「あおむけで黒目の下のくぼみと耳の蓋を結んだ線が床と垂直になればOK。目線は真上でなく、ほんの少し下向きが正しい位置です」(小林さん)
タイプ別ファースト枕
「ぐっすり眠れる・すくすく育つ」8選
パーソナルタイプ
しっかり首や頭の高さを測って作るジャストフィットの枕。メンテナンスも安心
店頭でプロに直接見てもらえる信頼感
オリジナルブランドこだわりの子ども専用オーダー枕。購入後5年間は何度でも高さ調整は無料のメンテナンス付き。
子ども用オーダーメイド枕プレミアムGrow UP! ¥17,380(まくら先生)
選べる中材のイチ押しは「エラストマー」。弾力のあるパイプで枕の中で動かない。
簡単なカウンセリングを終えたら、専用の器具で頭と首の高さを測定。
測定値を元に作った枕をプロが目検で微調整。あおむけ・横向きの両方を入念にチェック。
枕は作った当日に持ち帰れるのがうれしい。横向き寝時の背骨がまっすぐに!