まとっている本人はもちろん、見る人さえも幸せな気持ちで満たされる。中野明海さんのメイクは、そんな不思議なパワーでいっぱい! まるで“多幸感”を具現化したようなハッピーに満ちあふれる明海メイクの秘密がここに。
中野明海
多幸感メイクの秘密BOOK
多幸感ベースメイクの作り方
幸せ感に満ち溢れた明海さんメイクの基礎となる肌づくりを、徹底解剖。アイテム選びから肌へのなじませ技まで、明海さんならではのテクを披露!
角がないキュッと上がった柔らかな球体をイメージ
「私が意識しているのは、角がなくキュッと上がっていて、全体に丸くまろやかな印象を与える球体のような顔を目指すこと。そこを念頭に置きながら、他人の視線ができるだけぷるんとした頬に向くように下地やファンデを塗ったり、顔の中の凹みをコンシーラーで底上げしたりすると、多幸感ある表情に自然と近づきます」(明海さん・以下同)
USE ITEMS
A 多幸感を底上げするソフトピンクの下地
柔らかな印象の肌へと導くカラー下地。モデリング カラーアップベース PK100 SPF25・PA++ 30g ¥4950/エレガンス コスメティックス
B ナチュラルな薄膜で光が巡るうる美肌に
光に満ちたみずみずしいツヤが実現。クリームファンデーション アクアティックグロウ 全9色 SPF18〜22・PA++ 30g 各¥6600/RMK Division
C 肌ぐすみを制する"バナナ色"コンシーラー
カバー力と自然な仕上がりを両立する薄膜。ヴィセ カラーデュオ トリック コンシーラー 07 ¥1210(編集部調べ)/コーセー
D ほんのり青みが宿るセミマットなパウダー
しっとりと肌に寄り添い気品あるセミマットな質感に。スムース マット ルース パウダー ¥6600/SUQQU
1 潤いは欲しいけどベタつきはNO! 余分な油分をティッシュでオフ
「スキンケア後の過剰な油分を最初にオフ。指先にティッシュを巻きつけてミトン状にし、小鼻や額などメイク崩れしやすい部分を中心に優しくトントンと押さえましょう」
2 頬の中央、口角より上を中心にピンク下地を“スキンケア塗り”
「多幸感のある肌に仕上げるならピンクの下地を。口角より上を意識して下地を広げると、視線が上にフォーカスされてより求心顔に。さらに下地は首までしっかり。顔と首の色の差異を埋めることでファンデ浮きを回避できます」
3 ファンデーションは頬の中央からフェイスラインに向かって伸ばす
「下地をなじませた時と同様、スキンケア感覚で頬の中央から輪郭に向かってファンデーションをなじませて。小鼻や口角などの立体的な部分は指先で丁寧に仕上げましょう」
4 薄手スポンジを二つ折りにしたペラペラ塗りでさらに密着度UP
「ファンデーションを伸ばす際には薄手のスポンジを使用。人差し指を中心にスポンジを軽く二つ折りにし、その先端を使って軽やかなタッチで力を加えず伸び広げていって」
5 〝バナナ色"のコンシーラーを使って顔の中の不要な凹みをフラットに
「ノイズとなる凹みや影をコンシーラーで一掃。涙袋は目頭から黒目の外側まで、鼻根には逆三角形に。口角、小鼻のキワ、ほうれい線の始まりの影も"バナナ色"で底上げ」
6 繊細に仕上げた質感を生かすためパウダーは全顔でなくパーツ塗り
「パウダーはパフにとったら手の甲かティッシュで一度余分な粉を払うのが鉄則。その上で、眉の中、小鼻、口周りなどテカったり崩れやすいパーツにピンポイントでオン!」
明海さんと肌づくり
小学生の頃にはお絵かきをしながらチークの重要性に気づき、中学時代にはモデルの山口小夜子さんの写真をトレースしながら顔とメイクの関係性を見出していたという明海さん。常に“顔”を研究し続ける明海さんが今最も着目して欲しいと思うのは、ほっぺの丸み。シャープに見せることよりも丸みを生かすことで、明海メイク的な多幸肌に!