寒い季節になると、ステンレス水筒に温かいものを入れて持ち歩きたくなりますよね。しかし、ステンレス水筒には何を入れてもいいわけではないのだそう。破損や事故につながらないよう、入れてはいけない飲み物について正しく知っておくことが大切です。
ステンレス水筒には何を入れてもいいの?
通勤や通学のおともにはもちろん、散歩やお出かけにも便利なステンレス水筒。寒くなる季節は、外出先でもほっとひと息つける温かい飲み物を持ち歩きたくなりますよね。
しかし、実はステンレス水筒には何を入れてもいいわけではありません。ステンレス水筒を安全に使うためには、「入れていいもの」と「入れてはいけないもの」を正しく知っておくことが大切です。
ステンレス水筒に入れてはいけない飲み物3つ
1. 乳飲料(カフェオレ、ミルクティーなど)
寒くなると、温かいカフェオレやミルクティーを水筒に入れて持ち歩きたくなりますよね。しかし、ステンレス水筒に牛乳を含む飲み物を入れるのは避けましょう。
ステンレス水筒に乳飲料を入れると、腐敗や変質を引き起こす恐れがあります。さらに、長時間放置すると水筒の中でガスが発生し、フタが開かなくなったり、中身が吹き出したりする危険もあります。見た目ではわからなくても、中で傷みが進んでいることもあるので注意が必要です。
2. 塩分や酸性の強い飲料(みそ汁、柑橘ジュースなど)
ステンレス水筒に塩分や酸性度の高い飲み物を入れるのも避けましょう。例えば、みそ汁や柑橘系ジュース、酢などを入れると、塩分や酸が金属を傷めてしまい、腐食の原因となります。
水筒の内部がサビると、中身に金属のにおいや味が移りやすくなるだけでなく、保温・保冷の性能が落ちてしまうデメリットも。汁ものを持ち歩きたいときは、専用の容器やスープジャーを使うのがおすすめです。
3. 茶葉や果肉を含む飲料(抹茶入りラテ、スムージーなど)
茶葉や果肉を含む飲み物は、一見ヘルシーでおしゃれですが、じつはステンレス水筒には不向きです。例えば、リーフタイプの緑茶や紅茶、果肉入りのスムージーやミックスジュース、粉末が残りやすい抹茶入りラテなどは避けたほうがよいでしょう。
これらの飲み物をステンレス水筒に入れると、茶葉や果肉のかけらがパッキンの隙間に詰まり、においや漏れの原因になることがあります。
用途に合わせた容器を選ぶことが大切
どんな飲み物でも手軽に持ち運べるイメージがあるステンレス水筒ですが、じつは入れてはいけないものも意外と多いことがわかりました。今回ご紹介した飲料のほかにも、ジュースや炭酸飲料、アルコール類も避けたほうがいいとされています。
メーカーによっては、スープ専用ジャーや炭酸対応ボトルなど、用途に合わせた容器も販売しています。飲み物の種類に合ったボトルを使えば、安心して使用できます。
注意点
※本記事でご紹介している内容は、一般的なステンレス製の真空断熱構造水筒(パッキン付きタイプ)を前提としています。製品によっては内側のコーティング材質や構造が異なる場合があり、耐酸性や耐塩性などの性能にも違いがあります。ご使用の際は、必ず各メーカーの取扱説明書や注意書きを確認することをおすすめします。