「気づけば毎月ギリギリ」「無駄遣いしていないのに貯金が増えない」という悩みをよく耳にします。実は、お金が貯まらない人には、ある“共通の口癖”があるんです。今回は、お金が貯まらない人がつい言ってしまいがちな言い訳を5つ紹介します。あなたはいくつ当てはまるでしょうか?
1.「今日も頑張ったから」のご褒美出費
仕事に家事、育児などで疲れた日は、コンビニスイーツやカフェラテなどでひと息つきたくなりますよね。がんばった自分へのご褒美は、心のケアとして大切です。
ただ、こうした少額の出費も回数が増えると、いつの間にか習慣化してしまい、満足感が薄れてしまうことも。
そんな時は、好きな音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入る、散歩に出かけるなど、お金をかけずに気分転換できる方法を試してみるのもおすすめです。
「ご褒美出費」は、給料日やボーナス日など特別な日に限定すると、メリハリがついて満足度もアップします。
2.「安かったから」の衝動買い
「20%OFF」や「まとめ買いでお得」などのセールを見ると、つい「買わないと損!」と思ってしまいます。
さらに、「今だけお得」という心理も働き、本来必要でないものまで買ってしまうことも。
そんな時は、一度売り場から離れてみるのがおすすめ。食料品なら「食べきれるか」、洋服や雑貨なら「定価でも欲しいと思えるか」などを基準にすると冷静に判断しやすくなります。
3.「みんな持っている」と流行を気にする
話題のスイーツやダイエットグッズ、旬のファッションや新発売のゲームなど、流行のものは気になってしまいますよね。友人や同僚との会話のきっかけにもなるし、生活を彩る面もあります。
ただ、「みんな持っているから」「今話題だから」という理由だけで次々購入してしまうと、出費が増えてしまいます。しかも流行のものは意外とすぐ飽きてしまい、結局は無駄遣いになってしまうことも。
楽しみたい気持ちは大切にしつつ、「お小遣いの範囲で買う」「月に〇円まで」など上限額を決めて付き合うことを意識しましょう。
4.「面倒だから」と家計を振り返らない
お金を貯める仕組みはシンプルです。収入より支出が少なければ、自然と貯まるはずなんです。
収入を増やすよりも、支出を減らす方が取り組みやすい方法。そのためには何に使っているかを把握することがポイントになります。
すべてを細かく記録する必要はありませんが、「固定費の見直し」「レシートや通帳の確認」「臨時の出費の振り返り」など、ざっくりでも家計を見直す習慣があると、無駄に気づきやすくなります。まずはレシートを1週間分見返すだけでも効果があります。
5.「よくわからない」とお金の勉強を避ける
最近は預貯金の金利も少しずつ上がってきました。とはいえ、物価の上昇には追いついておらず、実質的にはお金の価値が下がっている状態です。
「元本保証だから」と預貯金だけに頼っていると、資産が目減りしてしまうリスクもあります。
貯蓄の方法は、預貯金以外にも「投資」や「保険」などの選択肢があります。NISAやiDeCoといった税制優遇制度もあり、少額からでも運用を始められます。
「難しそう」「よくわからない」と避けるのではなく、まずはネット記事を1本読むだけでも立派な勉強です。
金融庁の公式サイトでは、初心者向けの情報がわかりやすくまとめられていますし、自治体などが主催する資産形成セミナーなども、営業目的ではないため安心して参加できます。
お金の貯まらない人の口癖、いくつ当てはまりましたか? もし「これ、言っているかも……」と思うものがあれば、少しずつ見直してみるだけでも、未来の貯金力がぐんとアップします。無理なく、楽しく、できることから始めてみましょう。