［2025-2026冬 最新温活グッズ13選］ 美容マニアが全お試し！専門医のQ&Aつき

寒さが一段と厳しさを増し、いよいよ冬本番。常に手足が冷たい、お腹まわりが冷えるなど、全身の冷えに悩んでいる人も少なくないのでは？ そこで、医師の石原新菜先生に温活ケアの効果や疑問、注意点について教えていただきました。さらに冷え性に悩むマキアエディターが、仕事中や自宅でも使える“最新温活グッズ”を本気でお試し。その効果はいかに？

医師・イシハラクリニック副院長・サナトリウム副施設長・健康ソムリエ講師
石原新菜先生

1980年長崎県生まれ。幼少期をスイスで過ごし、帰国後は伊豆の緑豊かな環境に育つ。現在は父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行う傍ら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い、「腹巻き」や「生姜」などによる美容と健康増進の効果を広めることに尽力している。2児の母。

冷えは万病のもとと言われ、体が冷えて血流が滞ると、肩こりや頭痛、腰痛、生理痛、胃痛、便秘、むくみ、肌あれといった全身の不調を引き起こします。体を温めて血行をよくする“温活”は、健康を維持して免疫力を高める活動のこと。ずばり、健康の基本でもあります。

温活グッズを取り入れることで血流や代謝を促し、すべての臓器が元気に働くことが期待できます。（石原新菜先生、以下同）

まずは、お腹と肩甲骨まわりを温めましょう。お腹を温めると全身の血流が促進され、便通改善による肌あれ解消も期待できます。肩甲骨を温めると首まわりや肩まわりの血流改善につながり、顔の血色アップ効果も期待できます。

中医学では“頭寒足熱”という考え方があります。これは言葉通り、冷えやすい足元を温め、頭は冷ましてバランスを取ろうというもの。寒いからといって、ネックウォーマーや帽子などで首から上、特に頭部を温めすぎてしまうと、のぼせの原因になるため注意が必要です。心臓から最も遠く冷えやすい足先など、下半身を重点的に温めるようにしましょう。

就寝時に使用する電気製品の温活グッズも多く出ていますが、長時間使用することで肌の乾燥や脱水症状、低温やけどを引き起こすリスクがあります。就寝時に使用するときは、タイマーを活用するなど、時間や温度に注意して。

酸素を体の隅々の細胞まで届けるのは、毛細血管の役割。しかし、体が冷えていると血流が滞り、体の隅々まで酸素を運ぶことができません。温活で血流が改善されると、肌の代謝や皮脂の分泌がよくなり、肌の乾燥対策やくすみ改善にもつながります。

驚くことに、体温が1℃違うだけで、基礎代謝は13％、免疫力は30％も変わります。体温が上がることで、太りにくくもなるのです。

いま話題の最新温活アイテムをマキアエディターがお試し。自分へのご褒美に手に入れたいアイテムからお手頃なアイテムまで、価格帯別にご紹介します。石原先生からのワンポイント解説もぜひ参考にして。

USB（Type-A）ポートを備えたパソコンや、モバイルバッテリーを利用し、いつでもどこでも使用できるブランケット。4段階の温度調節が可能な速暖ヒーターを搭載し、気になる冷えに即座にアプローチ。USBコードをつけたまま洗濯ネットに入れれば、丸洗いも可能。無印良品 洗えるUSBブランケット／￥2990

*ドラム式洗濯機・衣類乾燥機は使用しないでください。取扱説明書の注意事項もあわせてご確認ください。

「暖房で暖まりにくい足元を効率的に温められ、持ち運びも便利。オフィスに一枚常備しておくのもおすすめです」（石原先生）

マキアエディター
横山由佳

「デスクワークが続くと、気づけば足元が冷えていることがありました。暑すぎずじんわりあったかい感じがちょうどよかったです。あたためているのは足元なのに、肩こりが楽になって、良い姿勢がキープしやすくなった気がします。」

スイッチを入れて、わずか10秒ほどで温まり、暖かさが最大3.5時間持続。付属のUSBコードをACアダプターやパソコンにつないで充電できるので、モバイルバッテリーとしても利用可能。持ち運びに便利な巾着タイプの収納バッグは、稼働中に熱さを抑えたいときのカバーとしても◎。フランフラン 繰り返し使えるカイロ／各￥3480～

「使い切りではないので、環境に優しいですよね。使いたいときだけ使用するなど、オンオフが簡単に切り替えできる利便性の高さもポイントです」（石原先生）

マキアエディター
中村和美

「スイッチを入れてからわずか約10秒、急速で温かさを届けてくれるありがたい存在。撮影時、バッグの中からパッと取り出した時に「それってカイロなの？かわいい！」と話題に。手になじむ緩やかなカーブで、手のひらにおさまるサイズ感も魅力です。モバイルバッテリーとしても使えて機能性も抜群！」