春を迎えて「今年度こそ、お金を貯める」と決意した人もいるのではないでしょうか。お金を貯める前に、お金の勘違いをチェックして貯まりやすい体質を目指しましょう!
荒木 千秋
ファイナンシャルプランナーとしてお金の相談にのっていると、多くの人が口にする言葉があります。
「私、お金の事が苦手で…」続けて「だから私はお金が貯まらないんです…」と。
しかし、お金のことが苦手でお金が貯まらないと悩んでいるのは、大きな勘違いにすぎません。
①少額を貯金しても仕方ない?
「少ないお金を貯め続けても仕方ない。だから貯金をしない」と考える人もいるかもしれません。
しかし、少額からコツコツが貯金の王道。毎月1,000円でも5,000円でも自分が出来る範囲で貯め続けることが大切。月に5,000円を10年間続けると60万円になります。月に1万円貯めることができれば10年間で120万円です。
何も始めなければ、お金を貯めることはできません。少額から始めることでお金って確実に貯まっていくんです。
②どんぶり勘定だと貯まらない?
「お金の管理をしていないからお金が貯まらない」との声もよく聞きます。家計簿をしっかりつけなくてもお金を貯める方法はあります。
たとえば、毎月の予算を決める方法。「食費や日用品は毎月4万円でやりくりする」と予算を決めて、その中でやりくりするように頑張ります。
そうすれば、家計簿をつけずにざっくり管理で大丈夫。どんぶり勘定でも継続しながら貯めることができますよ。
③お金は難しいから貯まらない?
「お金とか数字とか難しそうで苦手だから貯まらないんです」これも勘違いです。
お金の話が難しそうに聞こえるのは、普段聞きなれない用語や漢字などを目にするからです。 難しいことが苦手な人は、買い物でポイントを貯める工夫から始めてみたり、積立貯金で毎月貯める仕組みを作ってみたりするとうまくいきます。
とにかくお金に慣れて、「ポイントやお金が貯まって嬉しい♡」とモチベーションが上がる状態を作り、上がればお金のことが好きになって、もっと工夫したい気持ちがでてくるでしょう。
お金の話には、多くの勘違いがあります。勘違いとサヨナラして「自分にもできるんだ!」と楽しく貯金生活を始めてくださいね。
(文/fumumu編集部・荒木 千秋)