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インドカレーのレシピ!理想の配合でスパイスを加える本格派!

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8.いよいよスパイスを投入する。スパイスは上述のとおり、クミン、コリアンダー、チリ、ターメリック(いずれもパウダー)を同量づつ調合するのが基本となるが、今回はかなり辛いものにしたかったので、
・クミン、コリアンダー、ターメリックを各大さじ1
・チリを大さじ1.5~2
・上品な香りになるカルダモン(パウダー)を小さじ1
・黒コショウ(パウダー)を小さじ1
・塩大さじ1
という調合にしてみた。このあたりは、適宜気分次第で分量を変えたり別のスパイスを入れてみてもいいが、一番加減が大切な塩だけは、最初ちょっと少なめに入れ、順次味を見ながら少しづつ追加してちょうどいい塩加減にしていく方がいい。なにせ入れすぎたら元も子もない。
これらスパイスを皿にとりおいてみると、「うーん、なんか本格的…」という気分になること請け合いだ。これをたまねぎなどを炒めたものに一気に追加する。

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9.スパイスを入れると、それまでオイルでじゃぶじゃぶしていたナベの中が突然固形状になる。どうやらスパイスなどの粉類がオイルを一気にすうためのようだが、最初は「うわっ、なんじゃ!」と驚いてしまう。とりあえずあわてずにヘラでほぐしつつ軽く炒めると、一気にカレーの香りが立ってくる。もう気分も胃も何もかもカレー体制にならざるを得ない。

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10.ここで下準備をしておいたモモ肉をヨーグルトごとナベに入れざっくりと混ぜ合わせる。肉がなじんだら、引き続きココナツミルクを200ccほど入れる。ココナツミルクは缶詰のものを手に入れることができるが、もし手に入らないようならただの水でもよい。

そもそも「ココナツミルクは肉のカレーには合わない」などとモノの本にも書かれていたりもするし好みで加えればよい。ただココナツミルクを加えたほうがエスニックな風味が増しコクも出るので個人的には入れた方が断然美味しいと思う。

※肉をつけていたヨーグルトと、ココナツミルク(あるいは同量の水)で結構な水分となり、これ以上水を加える必要はないと思うが、様子を見て100~200cc程度の水を入れて全体の水分を調整してもよい。このあたりは味見をしながら、好みに応じて濃度を調整することになる。

11.モモ肉を入れたら、鍋底を焦げつかせないように時々混ぜながら弱火で煮込んでいく。基本的にモモ肉に火が通ればOKだが、この煮込み時間によってモモ肉のかたさや風味が変わってくるので、このあたりも好みで調整したい。モノの本にも、「煮すぎればかたくなってしまうので15分ほどで肉に火が通ればOK」とあったり、「数時間も煮込むと、とろけるほど肉が柔らかくなり味もしみこむ」なんていうものもあり、さまざま。

とはいえ、おなかもすいて我慢ができないこともあり、僕は大体30分~1時間程度で“できあがり!”ということにして食べてしまうが…。長く煮込む場合は、水分がかなり飛んでしまうので途中少しづつ水を足しながらでもいいし、最初に少し大目に水を加えておいて、最後丁度いい濃さにもっていくのもいいだろう。

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12.最後にふたたび味を確認する。
「何かコクがなく頼りない味だな」と思った場合は、塩加減が足りない場合が多い。塩辛く感じるぎりぎり寸前ぐらいが美味しいので、慣れない内は慎重に味見を繰り返しながら塩加減の調整をする。味付けがうまく仕上がったらチキンのカレーの完成だ!

※最後仕上がる前に、バターをひとかけ加えるとコクが増すような感じになるし、手元に“ガラムマサラ”などのミックススパイスがあれば、それらを加えてみるのもいいだろう。
さっそく、炊きたてのゴハンを添えてカレーを味わってみよう。

ゴハンは普段よりかために炊いた方がカレーには合う。またタイ米などのインディカ米(長粒種のコメ)や、バターと塩を加えて炊いたバターライスなどを添えるといっそうエスニックな感じになる。

今回は、基本のインドカレーということで、あえて具材となるような野菜などを入れなかったが、野菜を加えたい場合は、素揚げにしたジャガイモやナス、また小分けにしたさっとゆがいたブロッコリなどを仕上げる10分ほど前にいれるとよいだろう。この場合、多少野菜から水分が出る場合もあるので塩加減に注意が必要だ。

今回、スパイスからカレーを作ったが、あまり細かいことを気にすることなく意外なほど簡単に、“それらしい”カレーができてしまう。一度ベーシックなものを体得してしまえば、あとはスパイスや具材など自分好みのものに応用するのも簡単だ。ネットやレシピ本にも、多くのカレー情報がある。それらを参考にして、どこに出してもはずかしくない “オレさまのカレー”を作り出してほしい。もしすごいアイデアやノウハウが見つかったら、ぜひガイド宛てにご連絡ください。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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