浮気するのが男の性みたいに言われますが、なかには彼女一筋の男性もいます。しかし、人生はなにが起こるか分からない。ふとしたことが引き金となり、浮気に走ってしまう場合も……。今回はそんな、“一途だった男が浮気した意外なキッカケ”をご紹介します。安心してはいられないかも!?
文・塚田牧夫
料理の味が合わず
「彼女のことは本当に大好きです。ただひとつ、料理の味が合わないのが気になって……。よく手料理を振舞ってくれるけど、とにかく味が濃いんです。だから白いごはんが進む進む。でも、言えないんですよね……。
あるとき、会社の花見があって、ある女子社員が作ってきてくれた料理を食べたんです。それがめちゃめちゃ美味かった。それを伝えたら喜んでくれて、“今度食べにきてください”と言われた。
誘惑に勝てず、何度かごはんを食べに行ってしまいました。それが彼女にバレて、キレられました。でも、本当にごはんを食べただけなんです。これは浮気ですか!?」ダイ(仮名)/33歳
まあ、関係が続いていれば、いずれは男女の仲になっていたでしょう。やはり料理というのは、男の胃も心も掴むようです。
痴漢から守ったら
「通勤ラッシュの電車のなかでした。僕の目の前に立っている女性が、怯えたような表情をしてたんです。なんだろうと視線を下げると、男がカラダを触っているのが見えた。ただ、誰の手かは分からず、バッグを押し付けると引っ込みました。
駅で降りたとき、その女性に声を掛けられ、連絡先を聞かれました。そして夜に、“お礼がしたいので食事でも”という連絡が。そこで、彼女がいる……というのもおかしい気がして、会うことに。
すると当日、“渡したいものを家に忘れてきた”と言うので、家までついて行ったんです。どういうわけか家にあがってしまい、そういう関係に……。本当にその一回だけです」ユウ(仮名)/29歳
男は、「お礼がしたい」というフレーズに弱いのかもしれません。誠実な性格ゆえに、無碍にはできないのでしょう。
褒めてくれただけで
「僕が彼女のことを好きで好きで、やっと付き合うことができたんです。ただ、付き合っても冷たい。なかなか会ってくれないし、連絡もあまりない……。
それでも、プレゼントをあげたり、料理を作ったりして頑張っていたんですね。それをあるとき、女友だちと飲んでるときに話したら、“偉い”と言ってくれたんです。“彼女は幸せだ”と。僕は褒められたことが嬉しく、泣いていました。
見たら、その子も泣いてる。収拾がつかなくなり、近くにあるその子の家へ。気付いたら、抱き合っていました」ミチオ(仮名)/28歳
褒められたことで、報われた気がしたんでしょう。いくら相手のことが好きでも、気の迷いというのはやはり起きるようです。
“一途だった男が浮気した意外なキッカケ”をご紹介しました。
例え相手が「好き好き」言っていたとしても、安心し切っていると、ほかの女に目を向けられてしまいます。人生何が起きるか分からないということを、肝に銘じておきましょう。
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