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彼女側が不満を爆発させて別れるケース……関係を長続きさせるには?

恋愛において、彼女なら彼氏に対して、その他の関係なら関係自体に関して不満や不安を抱き続けたあげく、ある日突然「爆発」する女性たちは少なくない。結果的に別れることも……。なぜ女性たちはそういう心理に陥ってしまうのだろう。そして解決策は?

彼氏に「わかってほしい」のに……不満を爆発する彼女たち

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自分が我慢すればうまくいく、と思っていたはずが……

「惚れた弱み」という言葉がある。恋愛関係においては、惚れたほうがどうしても相手に合わせたり、不満があっても我慢したりしてしまうものだ。

ただ、女性たちの話を聞いていると、自分から我慢しておきながら、ある日ふと「私ばかりが我慢している」と爆発することが多いのだ。

しかし、ひょっとしたら、もっと早く相手に告げたほうがよかったのではないだろうかと思うことがある。

自分がリードし続ける関係に疲れて

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相手はまったく「我慢」に気づいていないケースも

恋愛は対等なのがいちばんいい。だが、実際には微妙に力関係が生じてしまうもの。

「私からアプローチしてつきあい始めたので、デートも私から誘うことが多かったんです。彼はどちらかというと奥手で、あまり女性に慣れていない感じだったし」

そう言うのはセイコさん(30歳)だ。同い年の彼と2年前からつきあうようになった。ただ、彼は仕事が忙しいこともあって、どこか淡泊だったという。

「セックスも私から誘って、やっとという感じでした。彼の部屋で夜中に迫って……。私のことは『大好き』といつも言ってくれたけど、言葉と行動が合わない。メッセージを送っても返事が遅いし、2年つきあううちに、私はだんだんイライラするようになっていって。恋愛している実感がもっとほしかったんです」

好きな相手に愛されている実感は恋愛の醍醐味である。それが感じられないと、セイコさんがいうように、イライラが募るかもしれない。

「別に、結婚を焦ってイライラしているわけではないんです。彼の情熱が感じられない。『今度の週末、どこか行こうか?』『うん』『どこへ行きたい?』『どこでもいいよ』って、いつもこんな感じ。私は彼を喜ばせたいと思っているけど、彼からそういう気持ちは伝わってこない。寂しいですよ、ひとりで空回りしているみたいで」

彼が浮気をしている様子はない。ただ、テンションが違うのだ。彼に会えてうれしいと思うセイコさんと、セイコさんに会ってもそれほど喜びを表現しない彼と。

「それで、とうとうキレてしまったんです。私はあなたの気持ちがわからない、もうやってられない、別れると。彼、きょとんとしていました。そして『結婚しよう』と突然言ったんです。私にしてみれば『はあ?』という感じ。それから1カ月、彼とは連絡をとっていません。彼が何か言ってくるかどうか待っている状態です」

別れを覚悟で爆発した彼女と、静かに結婚を考えていた彼。これほど気持ちが違っていたとは、彼女自身も驚いたと言う。

「お互いのことをまったくわかっていなかったということですよね」

セイコさんはがっくりした様子でそう話した。

不安や不満を我慢しないで小出しにすればいいのはわかってるけど……

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爆発したときにはすでに気持ちが離れている

「私の場合は不倫でした。彼が結婚したばかりで出会ってしまった。『1年たったら必ず離婚するから』と言うので、私は当時つきあっていた恋人と別れたんです。ところが1年たっても彼は離婚しない。『妻の親が倒れたから今は離婚できない』と。結局、5年待ってしまいました」

そう話してくれたのはユミさん(34歳)だ。3歳年上の彼の言葉を信じて待ち続けた。今まで文句ひとつ言ったことがないという。

「いつか結婚できる。そう信じていたから。だけど今年になってから急に不安になったんです。このままあと5年たったらどうしよう、と。そうなったら子どもを産める確率もぐんと減るはず。いや、そもそもそこまでいったら彼が離婚できなくなりますよね」

彼とは仕事関係で知り合っているので共通の知り合いもいるが、彼の奥さんの親が倒れたのは本当のことらしい。

「今も子どもができないことで双方のご両親は心を痛めているようですが、彼は『子どもは作らない。だから待っていて』の一点張り。それでも5年は長いですよね。このまま両天秤にかけられ続けるのかと思ったら耐えられなくなって」

ついに先日、ユミさんは爆発した。自分がどれほど不安か、どれほど答えを待っているか、泣きながら訴え続けた。

「彼は、私がそこまで追いつめられているとわかっていなかったみたい。びっくりしていました。私は彼のその鈍感さにまた腹が立って……。結局、私が一方的に騒ぎ立てて、彼はドン引き。そのまま連絡をとっていません」

果たしてこのままでいいのかどうか、ユミさんもどうしたらいいかわからない状態だという。

「もう少し、不安や不満を小出しにしていればよかったとは思います。でもいざとなると、やはり小出しにはできないんです。自分さえ我慢していればきっと報われると信じていたかったし。でも私がじっと我慢していることさえわかってくれなかったなんて……。それがショックですね」

ユミさんは絶望的な表情を浮かべる。

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