日本全国のお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第9回目は長野県治部坂高原にある峠のパン屋さん、KitchenStove(キッチンストーブ)の「峠のクロワッサン」をお取り寄せしました。
日本全国のお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第9回目は長野県治部坂高原にある峠のパン屋さん、KitchenStove(キッチンストーブ)の「峠のクロワッサン」をお取り寄せしました。
クロワッサンのイメージが覆った一品
キッチンストーブがある長野県の南・阿智村の治部坂高原は、標高1200メートルの位置にあり、キッチンストーブは「峠のパン屋さん」と呼ばれています。
澄んだ空気と美味しい水が想像できますね。こちらには「自家製天然酵母パン」と「ほしの天然酵母パン」があり、今回お取り寄せした峠のクロワッサンは自家製天然酵母が使われています。力強い風味と味わいでしっかりとした噛み応えが出るそうで、到着をたのしみに待ちました。
我が家に到着し箱を開けると、小麦のよい香りが食欲を誘いました。早速一つを、そのまま頂きました。
今まで食べてきたクロワッサンの印象とはまるで違うことに驚きました。私のクロワッサンのイメージは、バターの風味が強くどちらかといえばこってり、何もつけずそのまま味わうパン、といったものでした。しかし、この「峠のクロワッサン」は違いました。
原材料は国産小麦、フレッシュバター、自家製天然酵母、粗糖、粗塩。卵が使われていない分、小麦の味がしっかり感じられ、フレッシュバターの油分はとても優しいのです。クロワッサンを手にもっても、多少の油分はつくものの手はサラサラしています。とっても美味しいです。
食感がたのしい、クセになるパリパリ感
お取り寄せということは、焼き上がりから1日は経過しているのでクロワッサンの食感は気になるところでした。が、これも油分が上質なためかパリパリ、サクサク感は見事に残っています。まるで「へにゃっ」となっていないのです。
軽くトーストすると、風味はもちろんこのパリパリ感もよりよみがえります。焼き立てはこれを超える風味と食感なのかな、と治部坂高原の峠で味わうパンの味を想像してしまいました。
弾力のあるしっかりとした噛み応え
そしてさらに驚いたのは、もっちりさと粘りを感じる噛み応えでした。
ひとつは約10cmほどの大きさなのですが、とても満足感があります。これまで食べてきたクロワッサンは軽い印象でもありましたが、「峠のクロワッサン」は違いました。このもっちり感を、時間をかけて何度も噛みしめてしまいます。そして噛めば噛むほど甘味がでてきますが、少しの塩気も感じるため、飽きることなくまた次の一口へと進んでしまいます。
主役にも脇役にもなれる、実は万能なパン
今までクロワッサンはそのまま食べていた私ですが、ここのパンならやってみたいと思い、サンドイッチにもしてみました。
こんな万能なパンだったなんてと思うほど、相性は抜群でした。サラダ系だけでなく、クリームチーズやナッツ、果物を使ってデザートにするのも合うだろうなと感じました。クロワッサンは私の知らなかった楽しみ方がたくさんあることを、今回のお取り寄せで学びました。
そんな万能な「峠のクロワッサン」。キッチンストーブの中でも不動の一番人気だそうです。リピートしたくなるおいしさなので、5個入り、10個入りでのお取り寄せもおすすめします。
他にも魅力的なパンがたくさんあるキッチンストーブ。いつか治部坂高原を訪れてみたいと思いました。お取り寄せしたものからその土地を想像するのも、お取り寄せの醍醐味で楽しいですね。「峠のクロワッサン」から、高原の空気や水、自然のにおいなど是非感じてみてください。