「器」使いが素敵なインスタグラマー100人でつなぐリレー連載。お気に入りの器を選ぶ目、器とお料理のコーディネートが卓越している「料理上手」さんたち。今回は、料理にあった器選びが得意なmakiさんが登場します。
マカロニメイトニュース
今日の料理上手さん
@ururun_u.uさん
器が秘めている可能性を見出し、センスの光る食卓写真を投稿しているmakiさん。器使いだけでなく、箸置きやカトラリーの組み合わせ方にも目が離せない。
だから、やっぱり器が好き
ーー器を好きな理由や、器を使うことで起きる心の変化について教えてください。
「私がインスタに投稿している朝ごはんは、お夕飯→お弁当→朝ごはん……という過程の物や作り置きがほとんどで、いわゆる残り物です。だから、『今日はこの子達が、どんな風にこれを美味しそうに見せてくれるだろうか?』と器マジックに期待します。
朝、盛り付ける器を選ぶ時間はきっと口角上がって、1日で一番いい顔をしていると思います(笑)」
「器えらび」のこだわり、あれこれ
ーー「器えらび」のポイントを教えてください。
「やはり最初は自分の今のアンテナにピコピコ反応する物!夏のいまだったらガラス物に激しく反応します!
ただ、興奮の中でひと呼吸置いて、これが私の食卓にこれからもずっと寄り添える物かどうか考えます。すぐに作りたいメニューが思い浮かばない器は買いません。『とりあえず何かに使えるだろう……』って買った物は結局使われる事は少ないです。使わず仕舞い込まれてしまった器は本来の姿では無いですからね。
まぁ、こんなことを言えるのも最初に数々の失敗を重ねたからなんですけどね」
わたしのお料理は、あなたに夢中
ーーお気に入りの器ブランド・器作家さんを教えてください。
小林耶摩人
「2年前の倉敷でのクラフトフェアで出会ってしまいました!私は自称8寸バカで、朝ごはんでワンプレートごはんをよく作るのですが、小鉢などを組み合わせることを考えると、8寸のフラットに近いプレートが合うんです。
これは質感、リム部分の浅いデザイン、色……すべてが理想だったんです。その時はこの灰釉だけ買ったのですが、思った通りの使い勝手の良さにどーしても黒釉と粉引も欲しくなり、2枚は後に個展でお迎えしました。小鉢やサイズ違いなども同じシリーズで揃えたいと思える作品がいっぱいです!
小林さんの器は、料理の邪魔はしないけれど、その存在感で何倍も美味しそうに見せてくれます」
溺愛!器コレクション3選
ーー愛用する器の中から、とっておきの器を3つ選ぶとしたら?
木目プレート|Shimoo Design
「Shimoo Designさんの浮様(ふよう)と言われる木地の表面を磨きながら削ぎ落とし、木目を強調する「うづくり」という手法を用いたものなのですが、この木目の浮き出たグレイッシュな色やたたずまいがとにかく美しい!
これは丸盆なのですが、プレートのように使うこともできます。私がこれを使う時は、和菓子などスイーツを盛り付けることが多いです。これを使うと激しく『カッコよく写真を撮りたい!』と思わせてくれる丸盆です」