こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第16回目は、まだまだ続く暑い夏に秋の風を運んでくれる、京都、鶴屋光信の「栗羊羹」を紹介します。
こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第16回目は、まだまだ続く暑い夏に秋の風を運んでくれる、京都、鶴屋光信の「栗羊羹」を紹介します。
手のひらサイズのかわいい羊羹を召し上がれ!
暑い毎日が続いていますが、お元気ですか?立秋を迎え、暦の上では秋のはず…。せめてお菓子だけでも秋を感じたい。だけどまだまだ暑いしなぁ…。そう思って今回は涼しげな中にも秋らしさを感じる、京都、鶴屋光信の「栗羊羹」を選びました。今回紹介する鶴屋光信は季節に合わせた様々な一口サイズの羊羹が名物。”もらって嬉しい食べて楽しい”というコンセプトでつくられています。
羊羹といえばなんだか敷居の高いイメージ。そんなイメージを覆してくれるのが今回の「栗羊羹」です。外箱は細身でスタイリッシュ。手土産として渡すこちらもなんだか誇らしくなってしまうようなパッケージです。羊羹は一つずつ巾着のように包まれており、とてもかわいらしい見た目になっています。
一つのサイズ感はこんな感じ。手のひらにちょこんとのる小さめの羊羹で、1回に食べきれるサイズのが嬉しいですよね。お皿への出し方の紙もついているので、わからない場合は説明書を見ながら取り出してみてください。
夏の余韻を感じながら秋を感じよう
お皿にのせた羊羹はとても涼しげ。まだ暑いこの時期は、しっかりと冷やして食べください。水出しのコーヒーや日本茶と合わせるのもおすすめです。
羊羹を半分に切るとこれでもか!というほどぎっしりと詰まった栗が登場します。
羊羹の食感は固め。喉ごしの良い夏の和菓子に比べしっかりとした食感を味わうとより秋らしさを感じます。小豆の味を主張するというよりは栗を引き立てる存在。あっさりとした甘さでとても食べやすい羊羹です。栗のホクホクとした食感を存分に味わうことができ、秋が待ち遠しくなってしまいました。
30日間と日持ちも長く、食べきりサイズなので一人暮らしの方に渡してもぴったりなお菓子。夏の暑さに負けないように、一足早く秋を先取りしてみませんか?