実りの秋を迎えたこの時期は、スイーツの新作ラッシュ。なかでも注目が集まる秋の味覚といえば栗。甘くてホクホクとした栗は、とりわけ焼菓子との相性が抜群で、ほっこりと心温まるティータイムになること間違いなし!
実りの秋を迎えたこの時期は、スイーツの新作ラッシュ。なかでも注目が集まる秋の味覚といえば栗。甘くてホクホクとした栗は、とりわけ焼菓子との相性が抜群で、ほっこりと心温まるティータイムになること間違いなし!
美味しさだけではなく見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第10回目は、KANE FACTORY(ケイン ファクトリー)の「栗フルーツケーキ」を紹介します。栗好きの方は必見です!
どこを切っても栗やナッツが顔を出す、リッチな「栗フルーツケーキ」
まずはフルーツケーキの断面にご注目ください!このぎっしり感は栗好きの方にとってたまらないですよね。どこを切っても、口の中に栗の食感と風味が広がります。使っている栗の甘露煮はイタリア産と国産の2種類。国産のものだけだと栗の食感が固いので、まろやかさを出す為にイタリア産の柔らかい栗を使っています。
生地にもフランス産のマロンピューレ入り。ラム酒とブランデーが深みを出し、シナモン・グローブ・ナツメグの香りで栗の甘みを引き立てています。穏やかに香り、栗と合わさると大人の味わい。さらにカシューナッツとクルミが入って、どこを食べてもゴロゴロとした食感!栗を主役に、様々な素材をギュッと詰め込んだ贅沢すぎるケーキです。
日本で唯一のリッチフルーツケーキ専門店・ケイン ファクトリー
ケイン ファクトリーは奈良県大和郡山市にあるリッチフルーツケーキの専門店。リッチフルーツケーキは中世頃から続く伝統菓子で、欧米諸国で特別な日に食べる習慣があります。
一番の特徴は、生地の50%以上をドライフルーツなどの具材が占めるというところ。日本ではドライフルーツを使った焼き菓子というと、生地の量が多めのものや、飾りでトッピングしてあるものが大半。でも欧米諸国ではギッシリと詰まったタイプが主流なのだとか。
今回紹介した「栗フルーツケーキ」も、生地の50%以上が具材を占めるというリッチフルーツケーキの定義に則って作られています。
オーナーの法貴 貫志郎(ほうき かんしろう)さんがリッチフルーツケーキを知ったのは、シンガポールの友人からのプレゼントがキッカケ。瞬く間に虜になり、長年独学で作り続けて、ついに2011年の61歳の時にお店を立ち上げました。
ケイン ファクトリーの看板商品でもある「英国式フルーツケーキ」は、無添加・無着色のドライフルーツやナッツが10種類も入っています。
1ヶ月以上ラム酒に漬けたレーズン、グリーンレーズン、サルタナレーズン、デーツ、いちじく、クランベリー、クコの実が隙間なくギッシリ!さらに生地にはプルーンと瀬戸田レモンで作った特製のピューレ、カシューナッツやクルミが入っています。甘み、旨み、酸味が口いっぱいに広がる至福の味わいに誰もが驚くはず。
「とことん贅沢をしたい!」という時に、リッチフルーツケーキに生クリームやアイスクリームを添えて食べるとプチご褒美気分になれてオススメです。
贈り物はもちろんのこと、結婚式の引き出物としてハーフサイズの対応もしており、以前友人に紹介したところ大変喜んでいただけました!
販売期間は毎年9月から3月頃まで。期間限定の味をぜひチェックしてみてください。