体を綺麗に見せるにはパーツの骨も大切。ここでは、鎖骨を際立たせて全身の美しさを演出するテクニックをご紹介。女性の魅力を引き出す“見せ骨”効果で自信が持てる体を効率的に叶えます。
3つの骨を磨きあげて女性らしい体を演出。
体の土台となり姿勢にも影響する骨は、第一印象も左右する。
「骨から美しい人は、意識が高くきちんとした印象を与えます」(日本エステティック協会名誉本部講師・藤井峯子さん)
モデルの神山まりあさんは「骨が綺麗に見えると服の着こなしが映えますし、女性としての自信にも繋がります」と語る。
ただし、全体的に骨っぽいと貧相にも見えるので、見せるべき骨を見極めることが必要に。
「多少お肉がついていても、見せるべき骨が出ていれば、美ボディに見えます」(神山さん)
なかでも、鎖骨、手首、足首の3パーツが“見せ骨”の基本。
「むくみで骨が埋もれている人も多いもの。骨の間に蓄積した滞りを掃除しましょう。マッサージの時は皮膚を摩擦しないように注意。さらさらしたオイルは上滑りして効果が半減してしまうので、ボディクリームをつけて行いましょう」(藤井さん)
【鎖骨】一直線のラインが全身の印象をアップ
1:ワキの下をよく揉む
リンパ節があるワキの下は、老廃物が蓄積して滞りがち。手で挟むように揉み込んで詰まりをほぐしておくことで、鎖骨まわりのリンパの流れがスムーズに。左右ともに4~5回ずつ行って。
2:鎖骨を指で挟んで流す
鎖骨の上下のキワを人さし指と中指で挟み、圧をかけながら外側に向けて指をずらしていく。指先ではなく、指全体を使ってしっかり老廃物を押し流すこと。左右ともに4~5回ずつ。
3:鎖骨すぐ下の、ろっ骨のすき間を流す
ろっ骨の間に人さし指、中指、薬指を当て、ワキの下に向けてすり込むように老廃物を流す。デコルテがすっきりし、鎖骨との境界線がさらに際立つ効果が。左右ともに4~5回ずつ行って。
4:肩の骨のすき間を押す
肩の前後にあるくぼみに指を入れ、関節全体をつかむように圧をかけて揉みほぐしていく。骨のすき間を意識し、しっかりと指先を入れ込むことがポイントに。左右ともに30秒~1分ずつ。
5:首筋を流してフィニッシュ
リンパ節がある耳下から鎖骨に向けて、首筋に沿って老廃物をさすり下ろしていく。首や顔のむくみが取れ、鎖骨まわり全体がすっきりとシャープな印象に。左右ともに4~5回ずつ行う。
DRESS UP:仕上げにハイライトで光を操って
さらなる鎖骨美人を目指す人にオススメなのが、コスメで凹凸を強調するテクニック。鎖骨に沿ってハイライトをのせ、くぼみ部分は肌より1~2トーン暗いフェイスカラーでシェーディングを。光と影の演出で、クッキリしたメリハリ鎖骨が完成!
神山まりあさん モデル。2011年ミス・ユニバース・ジャパングランプリ。ファッション誌やテレビなどで活躍。イメージコンサルタント、マナー・プロトコール講師の資格を持つ。初の著書『神山まりあのガハハ育児語録』(光文社)も好評。
藤井峯子さん 日本エステティック協会名誉本部講師、骨洗いリンパサロン『ラピスクーナ』プロデューサーとして人材育成に尽力。著書に『“骨洗い”ダイエット』(東邦出版)、『自分軸を鍛える100(99)の気づき』(エステティックBP)が。