長く、太く、濃いフサフサまつ毛は、印象的なパッチリ目元を叶えるカギ。でも最近では、ハードなアイメイクやケア不足が原因で、ダメージに悩む人も急増中です。今回は、まつ毛ケアをするにあたって知っておきたい基礎知識やまつ毛ダメージを加速させてしまうNG行為をご紹介します。
毎日まつ毛メイクを頑張っている人も多いはず。
長く、太く、濃いフサフサまつ毛は、いつの時代も女性の憧れ。でも実際には、まつ毛が「短い」「少ない」といったお悩みを抱えている人も多いはず。また最近では、ハードなアイメイクやケア不足、度重なるまつ毛エクステの付け外しなどが原因で、ダメージに悩む人も急増中です。
まつ毛についてよく知らないままケアを怠っていると、ダメージはどんどん進んでしまいます。そもそもまつ毛の役割、成長サイクルは? まつ毛を伸ばすとっておきの方法や、絶対にやってはいけないNG行為があるって本当?
今回は、まつ毛ケアをするにあたって知っておきたい基礎知識をご紹介します。
まつ毛は皮膚の一部!
私たちのまつ毛はもともと、皮膚組織の一部が変化したもの。目にほこりなどの異物が入るのを防ぐ、いわばシャッターのような役目を果たしています。とても敏感で、ほこりなどがちょっと触れただけでもまぶたを閉じて目を守る構造になっています。
まつ毛メイクの歴史
つけまつ毛を外す時に自まつ毛もごっそり、なんていう悲劇も!
日本におけるまつ毛メイクの歴史は意外と長く、1920年代には浅草の芸者さんが髪の毛を編み上げてつけまつ毛を手作りしていたとか。1937年には日本で初めてのマスカラが発売され、日本女性の間にもまつ毛メイクが浸透していきました。
その後、1980年代からはまつ毛パーマ、2000年頃からはまつ毛エクステといった施術が行われるようになり、まつ毛メイクの幅がさらに広がりました。
今では、マスカラやつけまつ毛、まつ毛エクステが女性の間に広く浸透。しかし一方で、まつ毛ダメージに悩む人も増えているのです。
まつ毛の長さの秘密
体毛には毛が伸びる期間「成長期」と伸びない期間「退行期・休止期」があります。日本人の一般的なまつ毛の成長期は約40日で、欧米人と比べると短め。また、まつ毛の本数も20%も少ないというデータがあります。日本人のまつ毛が短く、少ないのはそのためなのです。
フサフサまつ毛を目指すには、まつ毛をイキイキ元気にして“成長期を長く、退行期・休止期を短く”し、まつ毛を伸ばすことがポイントに! そのためには、まつ毛美容液を使ってダメージをケアするほか、目元を温めて血行を促進させるのも効果的です。
まつ毛がごっそり抜けちゃう三大NG行為
まつ毛が「短い」「少ない」とお悩みのあなた。ひょっとして、無意識にまつ毛の寿命を縮めるようなNG行為を習慣にしてはいませんか? 心当たりのある方は要注意です。
【1】汚れたビューラーを使っている
汚れたままのビューラーを使っていると、まつ毛がくっついて切れ毛や抜け毛の原因になります。使った後はティッシュで汚れを拭き取りましょう。ビューラーのゴムもこまめに交換を。
【2】ビューラーを使う時にまつ毛を引っ張る
ビューラーで挟んだまま強く引っ張るのも、まつ毛に負担をかけ、抜け毛のもととなります。ビューラーを使う時は根元・中間・毛先と三段階に分けてまつ毛を挟むようにし、その都度手をゆるめてスライドさせながらカールしていくのが正しい方法です。
【3】ごしごしクレンジングする
マスカラを落とす時、ゴシゴシこするとまつ毛を傷めてしまいます。専用のリムーバーをコットンに含ませてまぶたを軽く押さえるようになじませ、マスカラを浮かせてからやさしく拭き取るようにしてください。
まつ毛ケアは、毎日の積み重ねが大切。まつ毛をやさしく丁寧にいたわって、長く、太く、濃く育てましょう!
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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。