こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第19回目は、石川県金沢にある豆餅すゞめさんの「冷凍塩豆大福」を紹介します。
こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第19回目は、石川県金沢にある豆餅すゞめさんの「冷凍塩豆大福」を紹介します。
今回はなんの和菓子を紹介しようかな…ふと思い出すと、私が和菓子の中で一番大好きな豆大福を紹介していないかも!ということに気づきました。年中食べられるイメージのある豆大福ですが、やはり一番おいしいのは、収穫した新物を使ったこの時期のもの。そんなわけで今回は素材の味を存分に楽しめる、豆大福を紹介します。
当日限りの豆大福のイメージを超えた豆大福
今回紹介する豆大福を初めて見つけたのは4年前、初めて金沢に訪れたときのこと。お土産で有名な金沢駅の一番端に「塩豆大福」の文字を見つけました。引き寄せられるようにお店に入り、あまりのかわいさに一目惚れ。考える暇もなく塩豆大福を購入しました。
あのときの出会いが忘れられなくて、帰って調べてみると、なんと冷凍塩豆大福が買えることを発見!豆大福といえば、和菓子の中でも日持ちが短く、ほとんどのものが当日中。その柔らかさに少しでも早く触れたい私は買ったお店の近くの公園ですぐに食べることも。
現地でしか食べられないもの、と認識していた豆大福がお家で楽しめるのがとても嬉しくて、すぐに注文しました。
かわいいフォルムと素材の味わいを楽しむ
届いたのは爽やかな水色の水玉柄の箱!蓋を開けると豆大福が今にも飛び出して来そうです…!!!
豆大福をひょこっと持ち上げると小ぶりなサイズの豆大福が出て来ます。石川県白山市産の自家栽培のもち米を使った餅生地はしっかりとお米の風味を感じることができます。
断面から伝わるほど大きな黒豆はホクホクで、こちらも豆本来の旨味がすごい!あんこはギュッとしたしっかり目のつぶあん。餅生地が厚めなのでよく絡まっていいハーモニーを生み出します。このサイズ感ならいくつでもいけそう…!?あまりのおいしさについつい手が伸びてしまいます。
さらに、この豆大福の最大の特徴は、30日間冷凍庫で保存できること。(自然解凍後は当日中)。年末のバタバタする時期に備えて、今年は早めに用意してみてはいかがでしょうか?