エクオールのはたらきとは?
首・肩こりを軽くする
エクオールをつくれない閉経後の女性を対象にした試験では、エクオールを12週間摂取すると、首・肩こりが軽くなったという報告があります。
肌へのはたらき
年齢を重ねるごとに、肌のコンディションが悪くなった…など、いくつになっても悩みは尽きませんよね。年齢を重ねるごとに肌トラブルが増える原因の一つに、女性ホルモンの減少が考えられます。
女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力やハリに必要な成分の生成に関わっています。したがって、エストロゲンが減少すると肌のハリがなくなり、しわやたるみなど肌の老化をまねくことになってしまいます。
エクオールをつくれない閉経後の女性を対象にした試験では、毎日10mgのエストロゲン摂取で、目尻のしわの面積が広がるのを抑えるはたらきがあると報告されています。
たるみ予防
エストロゲンが減少すると、骨密度が減少することが分かっています。閉経後の女性に骨粗鬆症が多いのは、エストロゲンの減少が大きな要因です。
スキンケアや化粧では、たるみはカバーしにくいですよね。肌を支える顔の骨も、エストロゲンの減少とともに骨密度が減少していきます。
肌の組織の下には脂肪や筋肉がありますが、その土台となっているのは骨です。骨が萎縮すると、上に乗っている組織もたるみますし、目の周りが窪むと、いわゆる「老け顔」になってしまします。
美容の一環として、エクオールを意識して摂取するようにしましょう。
エクオールの摂取量とは?サプリメントでもOK?
1日のエクオールの目安量は10mgです。
食品でいうと、
・木綿豆腐2/3丁
・納豆1パック
に相当します。
エクオールは体内に蓄積されないので、毎日摂取する必要があります。腸内環境を整えながら、食事を中心に、足りないと感じる場合はサプリメントも取り入れると良いでしょう。
更年期の症状だけでなく、肌や顔のたるみ対策のためにも、エクオールの摂取を意識してみてくださいね。