褒め言葉であれば、相手がなんでも喜んでくれるわけではないようですよ。褒められてイラッとした経験を聞いてきました。
自分は褒めたつもりでも、相手にとっては全然嬉しくない言葉の可能性もあるようです。
今回は、相手から言われてイラッとした褒め言葉を、fumumu取材班が聞いてきました。
①「若いっていいよね」
「バイト先の年上の人たちから、『若いっていいよね』『なんでもできるじゃん! 今だけだよ』と言われることがあるんですけど、褒めているのかけなされているのかわからないです。
若いからってなんでもできるわけじゃないし、悩みもあるし。若い人たちはなにも考えずに遊んでいると言われているみたいで、モヤモヤしますね。
年齢を重ねても楽しく生きている人たちは、そんなこと言わないし。私がその人たちの年齢になっても、『楽しいのは今だけだから』と言わないような大人になりたいです」(10代・女性)
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②「才能があってうらやましい」
「大学を卒業して海外転勤ありの会社に勤めることになったときに、親しくない人たちから『才能があってうらやましい』と言われたんです。才能ってなに? と思ってしまいました。
海外で働いたときに困らないように、語学留学して英語を勉強したり、転勤の可能性がある国の文化を学んだのは、才能じゃなくて努力だと思うんです。
才能の一言だけで片づけられてしまうと、私がしてきた努力なんてたいしたことないのかなと感じてしまって…。うらやましいと思うなら、同じ努力をしてみてよ! とも思いました。相手に悪意はないとしても、うれしい言葉ではないです」(20代・女性)
③「環境に恵まれてるよね」
「一般家庭と比べると、私の実家は裕福なんです。海外旅行はあたりまえだったし、お小遣いは人並み以上にもらっていたと思います。
両親に感謝はしているけど、私がなにか成果を上げたときに、『環境に恵まれているよね』『本当にいいご両親だね』と何回も言われると、複雑な気持ちになります。両親からのサポートがもしあったとしても、私がやらなければどうにもならないのに、全部両親のおかげになってしまうのかな? って…。
あからさまな皮肉であればスルーできるけど、中には純粋な褒め言葉もあるので、なんて返していいかわからなくなります」(20代・女性)
その他には、「容姿ばかり褒める」「仕事の人脈ばかり褒める」などの意見がありました。
嫉妬が含まれる褒め言葉は、相手も気がつくのかもしれません。素直に褒められないのなら、なにも言わないほうがまだマシかもしれないですよ。
(文/fumumu編集部・くまのなな)