寒さで肌も体も停滞モード…… 小林ひろ美流“ほぐし美容”で春を迎えて！

「MAQUIA」4月号で連載中の『小林ひろ美のキレイはかけ算』では、小林ひろ美さんが読者のお悩みに3方向からアンサー。今月は、寒さでロック状態の肌と体をゆるめるテクをご紹介。

脳・肌・体の三方向から攻める美容こそ、キレイを手に入れる最短かつ最善の策！ 今回は、寒さの峠による停滞モード解消テクをご紹介。

美容家

日々の生活の中で見るもの、触れるものすべてを楽しみながらできる美容へと変える、美の達人。名品コスメを見極める目利きでも。

読者からのお悩み

「寒さがマックスの時期は、コートの重みや寒さから守るために前かがみに縮まりがち。そのうえ血流も悪いから、全身がカチッとロック状態に。そして気温がゆるんでくる今ごろになってそのこわばりが一気に出現すると、凝りやすかったり、どんよりくすんでしまったり、老廃物が溜まってむくみやすくなったりする、というわけ。まずは、カチコチの状態をゆるめることが先決！ 深呼吸や温め、マッサージなど、簡単&効果的なほぐしテクを伝授しますね」

「日本海の厳しい寒さに立ち向かっているような状態でいきなりハッピー♪にはマインドチェンジしにくいから、フラットにコンディショニングしてからほぐしモードに切り替えて。ネガティブスパイラルに入っている時は、脳内に波ひとつない湖畔をイメージして心を鎮めるのも手（笑）。また、呼吸が深くなるアロマをかぎながらゆっくり深呼吸しても」

（右）緊張を緩和し、呼吸を深く。ビロード アーバン アーユルヴェーダ ブリスチャージ 10ml ¥3800／AMATA　（左）リフレッシュし、硬くなった心をゆるめる精油。抵抗力と免疫力アップにも期待。デ・マミエール アルティテュードオイル 10ml ¥6500／キャンドルウィック

「放っておくとこわばりは加速しますから、肩甲骨や首、脚などをこまめに伸ばすクセをつけて。特に、重いコートなどのせいでモリッとしがちな肩や埋もれがちな肩甲骨は、開くだけで全身も気持ちもゆる〜んと。また、頭皮も同様にカチコチになっているので、頭皮美容液や頭皮クレンジングをつけながらマッサージを。表情もいきいきしてきますよ」

手を扉の端などにひっかけて伸ばしつつ、胸を開くようにして反対の手を広げる。肩甲骨を中央に寄せるイメージ。そのままの姿勢で約10秒キープし、左右交互に。隙間時間にこまめに行うと効果的。

頭皮クレンジングや頭皮美容液をつけたら、ハチまわりを指の腹でもみこんでいく。その後、指全体で頭皮を軽くつまんで弾くように刺激していけば、頭皮が軽やかに。