フランス女性はいくつになっても色気があり、魅力的ですよね。パリの街では人目もはばからず熱い視線を絡ませて、ロマンチックな言葉を囁いたり、スキンシップするカップルの姿が日常風景に溶け込んでいます。フランス人のモテ事情を覗きます!
フランス女性の色気や魅力……中年を過ぎてから輝く!?
フランス女性からモテる秘訣を学ぶ!
肌の老化が日本人よりも早くから進むといわれているフランス女性。40代の頃までは、日本人の方がフランス人に比べてずっと若く見られます。
ところが、中年を過ぎるころからは逆転傾向が目立ちます。体型が崩れたり肌の老化が目立つようになる日本人に比べて、フランス人女性の方がずっと若々しく魅力的に映るようになるのは何故でしょう?
本記事では、年を重ねても輝く、フランス人女性の魅力の秘密について探っていきたいと思います。
恋愛は最高のアンチエイジング
フランス人にとって、人生で何よりも大切な物は愛!
フランス人女性の美の秘訣のひとつは、「生涯現役で恋愛を楽しむライフスタイル」から来ています。
恋をするとキレイになったり若返ったと感じたことはありませんか?胸がときめいたり、胸がキュンと高鳴るような幸せを感じると、快楽を感じさせるドーパミンや、癒しをもたらすセロトニンといった脳内物質が活発に分泌されます。これらの物質が分泌されると、脳内は幸せで満たされ、「美容ホルモン」と呼ばれるエストロゲンの分泌が活発になります。
エストロゲンには、肌にハリやツヤを与えて、コラーゲンの生成を促す働きがあるので、恋をするとキレイになるというのは、これらの脳内物質の作用によるものだと、科学的にも証明されています。
さらに、幸せな気持ちになると、心は明るくポジティブに、瞳の輝きが増して、表情もイキイキと明るくなるもの。愛に生きるフランス人女性が美しいのには、脳の活性化に理由があったのです。
フランスでモテる女の条件とは?
フランスでモテるのは、熟成されたワインのように、経験を重ねた大人の女性。
フランスで魅力ある女性とは、まるでワインのように年月とともに熟成された深みがあり、エレガンスをそなえた女性のこと。つまり若さや見た目の美しさだけが勝負ではないのです。
フランス女性は、経済的・精神的に自立していて、自分の人生に自分で責任を取れる強さがあり、男性に媚びをうったり頼ったりしません。男性も自分に釣りあった女性と対等な関係を築くことを好むので、ある意味日本よりずっと大人の関係と言えるかもしれません。
一部の日本人男性のように、いつも自分よりずっと年下の若い女性を好むのは、「大人の女性を相手にできない自信のなさの表れ」だと捉えられてしまう場合もあるのです。
フランス女性は、色気ではなく色香でエレガンスさが出る
エレガンスは内面からにじみ出るものです。
フランス女性のエレガンスは、若さや美人かどうかといった表面的なものではなく、もっと人間としての根本的なところ、知性、教養、品格、心情といった内面から醸し出されたものです。
エレガンスと同時にセクシーさも備えている彼女たちですが、ファッションにおいては、自分に似合う色やスタイルに研究熱心で、ボディラインや女らしさを強調するようなことはなく、むしろ控えな印象です。
ファッションやメイクのように表面的なものからにじみ出すのが色気、エレンガンスからにじみ出のが色香だとすると、彼女たちに備わっているのはもちろん後者でしょう。
婚活って何?結婚恋愛適齢期がないフランス
結婚のプレッシャーがないから、自由なスタイルを選べます。
フランスの恋愛映画を見ていると、恋する主役の年齢設定が、20代から80代までと幅広いことに気がつきます。フランス人は生涯にわたり恋愛を現役で楽しみ、男性はたとえ恋人や妻がいても素敵な女性がいればどんどん口説きます。不倫や浮気もごく普通の感覚です。
法律上の結婚制度に縛られず、年間の出生数の半数以上が婚外子というお国柄に、結婚適齢期はありません。
恋人ができたら同棲をして、じっくりと相手を見極めながら愛を育み、出会ってから10年20年後に、ようやく結婚するというカップルも珍しくありません。
一方、盛り上がりりやすい反面、冷めやすいのもフランス人。ときめかなくなったらあっさりと別離が訪れます。
筆者の知り合いのマダムは、19歳の時に好きだった男性を想い続けて、80歳を越えてお互いの配偶者が亡くなったのをきっかけに連絡を取り合って、遂に60年間の想いを遂げてPACS(パートナーとの共同生活において、結婚しているのと同等の権利を得られる制度)を結んだそう。
ですが、一緒になってみたら優しい男じゃなかったことに気がついて、90歳を直前に別居しました。
そんな事情ですから、常に魅力をアピールして異性を惹きつけておく必要があるフランス人は、気を抜く暇などありません。大変ではありますが、これもフランス女性が魅力を失わない大きな理由でもあるのです。
フランス女性の恋の工夫1:恋の始まりはロマンチックな夜から
恋の始まりはロマンチックな夜から始まる
これは、いい男からモテモテのマダム(60歳)の言葉。
「映画に行ったり、ランチをしたりなんて学生のすることよ。その男を確実にモノにするまでは、昼間のデートはしちゃいけないわ!」
フランスでは最初の数回のデートは、たとえ身体の関係を持ったとしても、まだはっきりと恋人とは言い切れないお試し期間のようなもの。どちらかがちょっと違うかもと思ったら、そこで関係は終わります。
だからその期間は、夜のロマンチックなデートを重ねて、確実に相手の男性を惚れさせるべき、というわけです。