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あの人気サブスクも販売中止へ…鳥貴族、串カツ田中 今日から510店休業

ライフスタイル

人気の居酒屋チェーンである「鳥貴族」と「串カツ田中」が、拡大する新型コロナウイルスの影響を受け、4日から臨時休業に入った。その数510店舗。

人気の居酒屋チェーンである「鳥貴族」と「串カツ田中」が、拡大する新型コロナウイルスの影響を受け、4日から臨時休業に入った。対象店舗はいずれも全直営店となる鳥貴族394店舗、串かつ田中116店舗で、合計510店舗。

新型コロナウイルス

休業期間は12日までで、一部店舗は一足遅れた5日または6日から休業に入る。

■「休業」前夜の様子

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休業前最後の営業日となる3日夜、鳥貴族に行くと、外出自粛要請もあってか花の金曜日ながら客はまばら。

ホールのスタッフは1名と、来客減を見越して少人数体制をとっていたようで、「人が少なく、ご提供にお時間がかかるかもしれません。申し訳ありません」と丁寧に説明をしてくれた。

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■「賃金補償」に安堵

同店でバイトをする20代女性のAさんは、「2月、3月とだんだんシフトが減っていって、休業もあって4月はかなり厳しい。ただ賃金の補償をうちはやってくれるので、今回の休業期間は手当が出るようです」と明かす。

それでも厳しい月収が続いており、「空いている日程は別のバイトをやる予定。コロナは怖いけど、この状況があと何ヶ月続くのかもわからないので」と説明。鳥貴族では、休業期間のスタッフケアもしっかり行なっているようだ。

■一方の串カツ田中は…

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同じく「串カツ田中」もコロナの影響で飲食している客が少ない。しかし「串カツ」という性質上、テイクアウト客は非常に多く、1時間で4、5組のお客が店頭に現れ夕食用に袋いっぱいの串カツを持ち帰っていった。

店内にいた常連らしき客は「当分食えなくなっちゃうからねぇ」と店員と会話を交わしつつ、チンチロリンで獲得した大ジョッキのハイボールを空けまくっていた。

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■話題のサービスも終了…

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昨年7月、同店グループは「田中で飲みpass」という月額500円支払い定期券を買うと対象ドリンクが1杯199円になる、いわば流行りのサブスクサービスをリリース。一説によればこの効果で来店客数が1・84倍になったというデータもあり、大いに話題となった。

しかし今回の臨時休業に伴い、4月3日以降の「田中で飲みpass」の販売はすべて中止になることが発表(再販時期は未定)。現時点で期限内の定期券については、従来通り利用が可能だが、3月4日以降に定期券を購入した方についての補償は現在検討中のようだ。

これについて運営元の串カツ田中ホールディングスは「ご購入されたお客様に不利益が発生しないような対応方法を現在検討しております。店頭で購入されたカード式定期券をお持ちのお客様は、捨てずに保管していただくようお願い申し上げます。対応方法が決まり次第、当社HP等にてお知らせいたします」と説明。同社にとっても苦渋の決断になったようだ。

(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)

キモカメコ 佐藤
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