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1人10万円の特別定額給付金、オンライン申請に「ハードルが高すぎる」と悲鳴も

国民1人あたり一律10万円が支給される特別定額給付金。しかし、オンライン申請のハードルが高すぎるのではないかとの声もあがっている。

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(画像は総務省・特別給付金ページのスクリーンショット)

新型コロナウイルスによる影響で、1人あたり一律10万円の給付金が支給される「特別定額給付金」制度。

5月1日から一部の自治体でマイナポータルでのオンライン申請の受付を開始しているが、一部では「申請のハードルが高すぎる」といった声があがっている。

■対応機種に不満

スマートフォンの場合は『マイナポータルAP』というアプリをダウンロードする必要があるのだが、「対応機種が少ない」という声がみられた。

iOSでは「iOS 13.1以上がインストールされたiPhone 7以降のiPhone」が対応しているのだが、アンドロイドの場合はAndroid 6.0以降で該当機種が124機種。格安SIMを利用して海外のスマホを利用しているアンドロイドユーザーにとっては、仕方ないかもしれないが厳しい結果に。

SNS上では「アンドロイドにももっと対応してほしい」「iPhoneが古いやつだからできなかった」といった声があがっている。

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■Macユーザーからの不満も

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(Prykhodov/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

また、パソコンの場合でも、Windowsだと「Microsoft Windows 8.1」「Microsoft Windows 10」が対応しているが、macOSだと「10.12 Sierra」「10.13 High Sierra」「10.14 Mojave」と、最新OSである「Catalina」が対応していない。

そのため、「macユーザーの大半がCatalinaだと思うんだけど…」といった声も。

■ICカードリーダライタが無い

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(画像は総務省・特別給付金ページのスクリーンショット)

パソコンの場合はマイナンバーカードに対応したICカードリーダライタが必要なのだが、「持っていなくて困った」という人は少なくない。

確定申告をe-Tax申請で行なっている人などにとっては馴染みのあるハードウェアだが、一般的にはあまり普及していないよう。マイナポータルAPに非対応のアンドロイド端末を使用している人がパソコンから申請しようと考えたときに、ここで詰まってしまうケースもありそうだ。

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■マイナンバーの暗証番号を忘れた

そして、スマホとパソコンともに申請できる環境を整えたとしても「マイナンバーカード受取時に設定した暗証番号」を忘れてしまったというケース。

SNS上では「暗証番号だけ忘れてしまった」「最後の段階でまさかのアウト」「5回失敗してロックがかかった」という声があがっているが、マイナンバーカードを申請した際に「カードだけ持っていれば大丈夫」と暗証番号を意識していなかった人も少なくないのかもしれない。

■もしもロックがかかった場合は…

なお、マイナンバーの暗証番号でロックがかかってしまった場合は、発行を受けた市区町村窓口にてパスワードのロック解除とともに、パスワード初期化申請をし、パスワードの再設定を行う必要がある。

以上の理由から、オンラインでの申請を断念したとの声もあがっている特別定額給付金制度。マイナンバーカードを申請する人が増えることで役所への問い合わせの電話や、人が増えることが予想されるが、混乱を招くことがないことを願いたい。

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