大勢の人々が行き交う街・渋谷も、新型コロナウイルスの影響をモロに受けてしまった。街の象徴的存在である「スクランブル交差点」だけを見ても、人の数が激減していることが伝わってくるだろう。
しかし、そんな渋谷にさらなる変化が訪れているという。
■平日の渋谷へ向かうと…
JR・渋谷駅の「ハチ公口」を出ると、やはり人の数の少なさがうかがえる。待ち合わせスポット周辺を見てもひと気がなく、ストリート・パフォーマンスに励む人々なども当然いない。
しかし渋谷駅を何度か利用したことがある人ならば、他の異変にも気がつくことだろう。駅周辺を包む「広告」の数が明らかに減っているのである。
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■後ろを振り返ると…
まず注目したいのは、「渋谷駅」と書かれた真下のスペース。普段であれば大人気タイトルの新作ゲームの広告などが掲示されているが、現在は真っ白の状態に。

上部分には広告が残っているものの、やはりこれまでの渋谷駅を知っている人からすれば「物足りない」という気持ちが強いだろう。
■駅周辺の様子は…

もちろん広告がなくなっているのは、駅だけではない。スクランブル交差点を挟んで『109』の方向を見ても、広告の数が減っているのは明らか。カラフルなデザインの看板が多いせいか、街中に突如浮かび上がってきた「余白」はかなり目立って見える。
そもそも広告とは「人に見てもらう」ためのもの。しかし昨今は「不要不急の外出自粛」が叫ばれているため、広告を見る人そのものが減少してる。「費用対効果が望めない」ということから、広告をとり下げる企業が増えているのだろう。
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■「街から広告が消える」ということ

続いてしらべぇ編集部では、大手広告代理店の関係者に「街から広告が消えている事態」について話を聞いてみた。春は新規のキャンペーンが多い季節だが、今年は軒並み「中止」になっているという。