ぐんぐん気温があがって半袖になる日も増え、衣替えを始められている方も多いのでは?衣替えのタイミングは、クローゼットを使いやすく見直すチャンス!今回は、整理収納アドバイザーの筆者が実際に取り入れている、クローゼットの整理&適正量キープのためのアイデアをご紹介します。
ハンガーをそろえる
クローゼットのハンガーは、どんなものを使われていますか?
服を買ったときやクリーニングのときについてきたハンガーを使われている方も多いかと思いますが、ハンガーは「種類と数を決めてそろえる」のがおすすめです。
ハンガーをそろえることのメリットは2つあります。
1つ目のメリットは、ハンガーの数を決めてそろえることで、「服の増えすぎを防止できる」という点です。
服を買ったときやクリーニングでついてきたハンガーを使うと、ついつい服が増えていってしまいますが、「このハンガーの数だけ」と決めることで、服の枚数を一定数に保つことができます。
2つ目のメリットは、同じ種類のハンガーでそろえることで、肩のラインがキレイにそろい「見た目も美しく、服の選びやすさもアップする」という点です。
見た目がキレイに整っていると、「このキレイな状態をキープしよう」というモチベーションにもつながりますし、選びやすくなることで、朝の準備もスムーズ&時短に。
わが家では、トップス用もボトムス用もmawaハンガーにそろえていて、こちらのボトムス用は、2つに折って掛けるだけなので、取るのも戻すのもラクでおすすめですよ。
ゾーン分けする
クローゼットに服をしまう方法は、大きく分けると「掛ける」と「たたむ」の2種類がありますが、どちらの場合も、ゾーン分けしておくことが大事です。
「アウター」「トップス」「ボトムス」「ワンピース」など、種類ごとに場所を決めて、着たあとはそこに戻すようにしましょう。
わが家はL字型のウォークインクローゼットで、下の図のようにゾーン分けして掛けています。
しっかりとゾーン分けしておくことで、服の選びやすさもアップしますし、手持ちの服を把握しやすくなるので、同じようなものを買ってしまった…ということも防げます。
バーに掛けて収納する際に、ゾーン分けするのに役立つのが、100円ショップのコードクリップです。
服を掛けているバーにコードクリップを挟んで、ここから右はアウター、ここから左はトップス、というように、ゾーン分けの目印に。
こうしておくことで、それぞれのゾーンが一目でわかって便利です。
夫婦で1つのクローゼットを共用する場合にも、、ここから左は夫のゾーン、ここから右は妻のゾーン…というように、コードクリップを使って分けておくと、視覚的にわかりやすくなるのでおすすめです。
また、コードクリップに、「←トップス」「アウター→」というようにラベリングをしておけば、さらにわかりやすくなりますよ。
手放せないときはまず「分ける」
クローゼットを開けたときに入っている服たちは、すべて「着ている」「お気に入り」の服でしょうか?
「たぶん着ないけれど、気に入っていたから…」「高かったから…」など、着ていないけれどなかなか手放せないという服も、含まれていたりするのではないでしょうか。
「2年以上着なかった服は手放す」という目安で整理するのがおすすめですが、そうは言ってもなかなか捨てられないという方には、「まず分けて置く」ということをおすすめしています。
まず、クローゼットの服をすべて出し、「よく着ているもの」と「着ていないもの」に分けます。
そして、「よく着ているもの」だけをクローゼットに戻します。「着ていないもの」の中で、手放していいものは処分します。
「着ていないもの」の中で、なかなか手放せないものは、ケースなどにまとめておきます。
そうすることで、クローゼットには本当によく着ている服だけが並んだ状態になるので、選びやすさや管理のしやすさを強く実感することができます。
こうして、とても使いやすい状態を実際に体感することで、「もったいないから…」と着ない服を持ち続けているほうが、実はもったいない状態だったという気づきにつながり、手放しやすくなるという効果があるのでおすすめです。