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新型コロナウイルスの影響で学校に行けなかった分の学習はどうなる?子どもたちへの「学びの保障」とは

子育て

新型コロナウイルスの影響で、昨年度末から新年度が始まってもなお、子どもたちが学校に行けない状況が続きました。2020年5月14日には一部の県で緊急事態宣言が解除されました。緊急事態宣言が解除された地域では休校が解除されるところもあるでしょう。しかし約2ヶ月に及んだ休校によって子どもたちの学習には少なからず遅れが生じていることになります。

差が生まれるのでは?不公平かも

『小学校とか低学年は良いけど、学年が上がるほどしわ寄せが大きいよね』
『地域によってまちまちになるのかー。うち転勤があるからやだなー』
『理解できない子たちが置いてけぼりにならないようにしてほしいな』
『転校したらどうなるの? 高校へ進学した場合は? 学校によって進み具合は違うんじゃないの?』

次の2年間をかけて勉強の遅れを取り戻す方法には、全面的には賛成できない、と考えるママたちもいました。学校によって対応の差が出てくることについて不安を感じているようです。例えば年度の途中で転校した場合は、転校前と転校後の学校の勉強の進み具合に開きがある可能性もありますね。公平ではない状況が生まれてしまうでしょう。

受験生たちはどうなるの?

『受験がどうなるのかも合わせて通知しなきゃだめだよね』

学校が休校になったことで影響が出る中学3年生の高校受験については、文部科学省から子どもたちに不利な状況にならないように、との通知が各教育委員会に出されていました。

子どもたちに不利な状況にならないように、との通知が各教育委員会に出されていました。

部活動、大会ができなくなったことによってスポーツ推薦が受けられなかった、という事態にならないために、参加することができた行事での評価となるようです。休校による出席日数が減っていること、学習が進んでいないことを踏まえて入試選抜試験の問題を作成することとされています。

(参考:文部科学省「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度高等学校入学者選抜等における配慮事項について(通知)」)

学校と家庭が協力しながら子どもたちの学びの機会を確保していこう

次の2年間をかけて子どもたちの勉強の遅れを取り戻す、という対策が出されました。2020年度に子どもたちが登校するときには学校でしかできないことが重点的に行われていくかもしれません。これからは学校と家庭が協力しながら、子どもの学びの機会を確保していくことになるのではないでしょうか。家庭でも学びの機会を作る準備をしておいたほうがいいかもしれませんね。

文・しのむ 編集・しらたまよ

(※この記事は2020年5月15日時点の情報を元に作成しています)

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