夏場のマスク着用問題。厚生労働省の出した答えは…。
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6月に突入し、汗がにじむような暑さの日も増えてきた最近。そんな中、厚生労働省が現在のコロナ禍における熱中症の予防行動のポイントを公開し、注目を集めている。
■引き続き感染対策はしっかり
30日、厚生労働省の公式ツイッターで「新しい生活様式における熱中症を予防するためのポイント」をまとめたページを紹介。
そこでは、以前より公表している「身体的距離の確保」「マスクの着用」「手洗いの徹底」「3密を避ける」等の感染対策を取り入れることを大前提としつつ、例年以上に熱中症に注意するよう訴えていた。
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■特に注目されていたのは…
そして、「新しい生活様式」における具体的な熱中症予防のポイントは以下の4つにまとめられている。
①マスクの着用について ②エアコンの使用について ③涼しい場所への移動について ④日頃の健康管理について
「換気を行いつつエアコンを使用する」「体調に異変を感じたら速やかに涼しい場所へ移動する」「平熱を把握し健康管理を充実させる」など、熱中症の予防行動が述べられているが、特に多くの人が注目していたのは①のマスクの着用についてだ。
■マスクを外していい場合は…
基本としては、マスクの着用はしてほしいとのことだが、一方で心拍数・呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度等が上昇し、身体的な負担がかかる可能性もあるという。
そのため、熱中症へのリスクも高まる恐れがあるとして「屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう」と状況に応じてマスクは外しても良いと記載していた。
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■発表に安堵の声も
多くの人が悩んでいたであろう、夏場のマスク着用についてが明確となり、ネット上では「こうした正式発表でどれだけの方が安心したかわかりません」「私もこれから暑い時期はマスクを外そう」といったコメントが散見された。
また、条件を満たした上でマスクをしていないことを指摘された場合も「『厚労省の注意喚起』は印籠として役に立ちますから」と正しい情報を提示できるという点でも安心できるという人も。
これから本格的に夏に突入するにあたり、より一層感染対策と熱中症予防を徹底したいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ステさん)