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路面電車のマスク着用姿が完全に『きかんしゃトーマス』布地に秘密も

一般社団法人札幌市交通事業振興公社が、車両にマスクを着用した姿を公開した。

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(画像提供:一般社団法人札幌市交通事業振興公社)

「会社で投げる(北海道などの方言で『捨てる』の意味)予定だったものを、マスク素材として使っています」

札幌市交通事業振興公社は2日、自社の運営する車両が、マスクを着用している姿をツイッター上に公開した。まさに『きかんしゃトーマス』のようなフロント部分だ。

札幌市営地下鉄東西線、南北線付近を環状形に走行する同社の路面電車。新型コロナウイルス感染予防の対策として、乗客に対しマスク着用を呼びかけるため、車両自らマスクを2日から着け始めた。同社の路面電車部電車事業所の上山さんは、しらべぇ編集部の取材に対し、マスク素材に込められた秘密を明かしてくれた。

■車両にマスクが…

「市電ご利用の際は、マスク着用にご協力ください。『僕もマスク着けてみました』」とコメントを添え、マスクを着用している車両の姿を公開した同社。

ライト下あたりに、大きなマスクを着用している様子は、人がマスクを着けている姿にそっくりだ。上山さんによると、3日時点ではマスクを外す期限を設けていないという。

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■いらないものをリサイクル

マスクは、会社で使われていなかったホースやテーブルクロスなど、廃棄予定だったものをリサイクルして一日で製作。替えのマスクはあるが、数に限りがあるため汚れれば雑巾で拭くなどして使っていく予定だ。

同社の車両を使った発信はこれまで、「環境を配慮して公共交通機関の利用を」といったメッセージがあったが、世相に合わせて今回はマスクを着用した。

■ネット上では絶賛の声

車両のマスク姿に、ツイッターユーザーからは「超かわゆい」「顔に見えてきました」と、絶賛の声が寄せられている。

一方、「街中で自然とPRできますね!」「マスクの必要性をうまくアピールされてますね」と、上手な手法に脱帽する声も見られた。

(取材・文/しらべぇ編集部・右京 園次郎)

右京 園次郎
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