新型コロナウイルス感染拡大のリスクを抑えるため、『スタバ』では店舗ごとに異なる試みがみられる。
新型コロナウイルス感染拡大のリスクを抑えるため、ソーシャルディスタンスの維持が求められている昨今。しかし「2メートルの距離感」を目測でジャッジするのはなかなか難しく、人によってはかなり難儀しているのではないだろうか。
■スタバで買い物をすると…
ある日、記者が都内の『スターバックス』で会計を済ませると、「それでは6番にてお待ちください」と、これまでスタバで耳にすることのなかった案内を受けた。
まるで待合室の番号の説明のようで違和感を抱いたが、後ろを振り向いて即座に納得。同店舗では商品の提供を待つ客同士の距離を保てるよう、床に数字を表記していたのだ。
関連記事:「ソーシャルディスタンス」が通じるのは日本人だけ? 外国人には違和感ある言葉
■並ぶ際もスムーズ
床に目安となるシールを貼って客同士の意識を高め合う施策をとった店は多いが、数字を記載することでグッと並びやすくなったのは確かだ。
店員側としても細かい説明をせず、「番号」を告げるだけで相手に意図を察してもらえるため、多くのユーザーが利用するスタバに即した合理的なシステムといえるだろう。
■距離感の与える影響
ちなみに以前、しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,732名を対象として「距離感」に関する調査を行なったことが。調査の結果、「距離感の近い異性は自分に気があると思う」と回答した人は全体の36.5%と判明している。
意中の相手にアピールするためには距離感を近づけることも有効だが、新型コロナが猛威を振るう現在では、非常に使いにくくなったテクニックなはず。
目測距離では個人ごとに差が出てしまうため、距離感を目視化し、番号を割り当てたのはグッドアイデアといえるだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)