みなさんの子どもは、ご飯をきちんと食べますか? それとも食べる量が少なかったり偏食したりなどがありますか? あるママさんは、6歳と3歳の子どもがご飯を残すことでブチ切れてしまったと相談しています。
みなさんの子どもは、ご飯をきちんと食べますか? それとも食べる量が少なかったり偏食したりなどがありますか? あるママさんは、6歳と3歳の子どもがご飯を残すことでブチ切れてしまったと相談しています。
『子どもがご飯を残すのはアリ? またブチ切れてしまった。6歳と3歳。作ったご飯を残してばかりでイライラする。お味噌汁もいつも食べてないし。特に3歳は偏食で食べない。
さらに「食べなさい」って怒る私の真似をして2人でケラケラと笑っているから、「お前らいい加減にしろよ! どうせ今日も残すんだろ、わかっているんだよ! だから作りたくないんだよ! お菓子全部捨てるからね!」ってブチ切れてしまった。
みんなのところは、「もういい」と子どもがご飯やおかずを残したらどう対処する? 「はーい」でいいの? 残しても仕方ないと思ってきたけれど、作るのも嫌になる。どうせたいして食べないんだから』
子どもたちの健康を考えて一生懸命作ったご飯を食べてくれない悲しさが、苛立ちへと変わってしまったようですね。
『私なんて親から「米粒一粒残らず食べなさい」と言われて育ったから、ご飯を残すわ、おかずを残すわだとイライラが募ってしまう……』
相談してくれたママさんはご両親から「米粒一粒残らず食べなさい」と育てられたため、お皿の上の残された食材を見て苛立ちが募ってしまうようです。子どもがなぜ食べないのか……お腹がいっぱいなのか、今は食べたくない気分なのか、子どもがきちんと言葉にできない状態だと親が把握することは難しいですよね。無理にでも食べさせた方がいいのか、それとも食べなくても怒らない方がいいのか、悩んだことがあるママさんも多いのではないでしょうか。みなさんは、ご飯を残す子どもにどんな対応をしますか?
「これだけ食べて」と促すママさんたち
ママさんたちに意見を聞いたところ、特に多かったのが「これだけ食べてと促す」という声でした。
『普通に食べていて「いらない」って言われたら、「ご飯かお味噌汁かおかずか、どれか1つだけはキレイにしなさい」って食べきらせる。それでご馳走さまで良しとしているよ』
『私も「せめて〇〇は食べようか!」とか言って食べさせている。あとまだ小さい子どもだから赤ちゃんのときの延長で考えちゃうけれど、1人の人間だから自分の思う通りにさせようとすると疲れちゃうよ』
『「せめて野菜もう一口食べて! お味噌汁ももう一口! あとちょっとじゃん、全部食べちゃいな!」で、完食まで持っていく』
「ご飯だけは全部食べてね」「ハンバーグだけ全部食べてみよう!」など「あと一口」を子どもに促すことで、子どもも大人も「きちんと食べられた」という満足感を得ることができるのではないでしょうか。
おやつを食べてご飯を食べられないのなら、おやつはなし
お菓子などのおやつを食べてご飯が食べられないようであれば、今後はおやつをなしにしたり減らしたりするという意見もありました。
『ご飯の前に散々「ご飯が食べられなくなるから」って言っているのにお菓子を食べて、お腹いっぱいになって食べないときはすごく怒る。デザートなし』
『残す理由は? おやつを食べてお腹いっぱいなら次の日からおやつを減らすか、おやつなし』
『まずお菓子をあげない。お菓子を買わない。どうしてもというのなら、お菓子の代わりに野菜とか惣菜系の蒸しパンとかを食べさせる』
子どもたちがご飯を食べない原因がおやつにあるようなら、「ご飯を全部食べたらおやつを食べていいよ」という対応に切り替えたほうが良いのかもしれませんね。また思い切ってお腹が減ってついおやつに手を伸ばしてしまう時間をご飯の時間にしてしまうのもアリかもしれませんよ。
残すことが気になるのであれば、少なめに用意しよう
それでもママさんが「食事を残される」ことに苛立ちを感じてしまうのであれば、あらかじめ用意する量を少なくしてみてはいかがでしょうか?
『残すことわかっていたら少なめに出す。末っ子が偏食で、ほぼご飯おかずを食べないときもある。そういうときは無理にあげてない。だけど4歳になった今「ご飯だけは食べてね」、「あとこのくらいは食べてね」と言うと食べたりする。小さい頃から野菜はほぼ食べなかったけど、最近やっとほんの少しだけ食べるようになった』
『その年齢のときは「残すな」って言っていたよ。けれど食べ切れる量を入れていた。おかわりする分にはいいわけだし』
『大皿で料理を出して取った分は食べないと怒る。「食べられる分だけ取りなさい」と』
お皿に少なめに盛っておき、足りなければお代わりにするのであれば問題ありませんよね。おかわりをせずに残ってしまった食材は、翌日のお弁当に入れたり保存しておいたりと使い道はあるはず。もしくは大皿で料理を用意して、子どもたちに自分が食べられる量をあらかじめ決めさせるという手段もあるのではないでしょうか。
ママのイライラは食事をつまらないものにしてしまう
『イライラする気持ちはわかるけれど、イライラしている人がいる食卓でのご飯は、より一層食欲をなくすよ。「おいしいよー! 強くなるよー(可愛くなるよー)! すごーい! やったね! 食べられたじゃーん! イェーイ! はい、じゃあコレはー? がんばれー!」ってめっちゃ上げて食べさせていた』
『大人に「食べろ、食べろ」って強要され過ぎると、食事が苦痛になることあるから気を付けて。イライラしないであげて』
食事が原因でママさんが怒ると、子どもは「食事=ママが怒る」と認識してしまうこともあります。嫌な気持ちで食べるご飯は全然美味しくないし、つまらないものですよね。子どもを叱ることも大切ですが、まずは“どうしたら叱らないですむか”を考えることも大事なのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・千永美