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みちょぱ「勝手におじさんたちが転がってくれる(笑)」 ギャル流処世術

“みちょぱ”の愛称でバラエティ番組や雑誌にひっぱりだこの池田美優さん。その人気の理由を探っていたら、人に好かれるセンスが光る“ギャル流哲学”が見えてきました。

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――『Popteen』を卒業して2年、いまやバラエティ番組には欠かせない存在になっていて、大物相手にもうまい切り返しや鋭いツッコミを絶妙なタイミングで繰り出すその才能が、業界で絶賛されています。“おじさん転がし”なんて言われていますが(笑)。

勝手におじさんたちが転がってくれるんです。というのは冗談ですが(笑)、本当に何かを意識してやっているわけではないんです。

――梅沢富美男さんや長嶋一茂さん、かまいたちの山内(健司)さんまで…。みんな、みちょぱさんのこと大好きじゃないですか。

あはは、ウケる(笑)。でも誰の連絡先も知らないし、現場で会うだけ、っていう関係性がちょうどいいのかも。私、3つ年上の兄貴がいるんだけど、小さい頃から兄貴の友達とよく遊んでいたからかな、年上の人といる方が好きで、自分自身が楽だというのもあるんですよね。

――なるほど。それにしてもトーク力には光るものがあります。とっさのアドリブも多いんですか?

逆に台本はほとんど読まないです。台本通りにやろうとすると演技になっちゃって不自然だから。それに台本っておじさんたちが書いてて、実際そんなこと言わないんだけどってことが多いし(笑)。

――あはは(笑)、気持ちいい。ちなみにSNSのフォロワー数も多いですが、アンチコメントにはどう対処していますか?

基本スルーだけど、たまに暇な時にコメントを返したりします。かなり煽りがちに…(笑)。そうすると結構静かになる人が多いんですよ。それにファンの子が代わりにアンチと戦ったりもしてくれるからありがたいですね。私って何か新しいことをやっていくタイプでもないのに、ずっと応援し続けてくれていて。たまに「よく飽きないね。もし離れたかったら離れてもいいからね」って言ったりもしています。

――そういう本音を言うのがいいんでしょうね。今のみちょぱさんを作ってきた信念は何ですか?

いやなことはやらない、楽しいことだけをやり続ける、かな。だからお化け系のロケ、すっぴん出し、虫食べる、恋愛リアリティショーの出演などNGも多いです。恋愛なんて相手を用意されてできるもんじゃないし。

――自己分析するとどんな人?

すごいポジティブ人間。

――コンプレックスはありますか。

ないです。性格も顔も全部好き。自分のことが嫌いになったことはありませんね。生まれ変わってもあたしになるってよく言ってるぐらいですから。自分の性格って楽なんですよ。ポジティブ思考だから傷つかないし、いやなことはすぐ忘れて悩みもない。人付き合いもうまい方だと思ってます。どう接したらうまくいくか考えるのも好き。その理由は、面倒くさいことがとにかく嫌いだから。喧嘩になりそうな時は、このまま喧嘩したらこの先絶対に面倒くさいことになると思うから先に「ごめん」って謝ったり、喧嘩にならないようにする。そこで一回我慢しても、あとあと楽な方がいいんです。

――気を使う以外に、人付き合いをうまくするコツは何でしょう?

相手のキャラに合わせて、かける言葉や接し方を変えることかな。昔からの親友にもそうです。だって友達によって性格が違うから、何かを相談された時に「わかるよ、わかるよ」って肯定してあげた方がいい子もいれば、本音をズバリ言ってあげた方がいい子もいるから。私、自分と人をあまり比べないからライバルとかもいないんだけど、でも勝手に誰かと似てるとか、同類に括られて、比べられることはあるんですね。たとえば“ギャルタレント”って。でもそれぞれ全然違う良さがあるし、メイクやファッションも違う。人はみんな同じじゃないってことを忘れないようにしています。

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――ちなみに結婚願望は?

あります。相手がいれば今すぐにでも結婚したい。昔から子供が好きで、早く子供が欲しいんですよね。2~3人ぐらい欲しい。

――でもご自身の反抗期を振り返ったりすると、子育てって大変そうだと思ったりしません?

自分もそうだったからこそ、激しい反抗期があっても仕方がないよなって思う。私の場合、反抗期があったからこそ、今親孝行したいってすごく思ってるし。だから反抗期って親孝行するために必要なことなんじゃないかな。それに、うちのママだって子育てできたんだから大丈夫でしょ(笑)。

いけだ・みゆう 1998年10月30日生まれ、静岡県出身。同世代に人気のモデルで、「TOKYO GIRLS COLLECTION」などのファッションショーに多数出演。10代が選ぶカリスマモデルに選出されている。最近はテレビのバラエティ番組でも活躍。『突然ですが占ってもいいですか?』(CX系)にレギュラー出演中。衣装はスタイリスト私物

※『anan』2020年8月5日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・四本優子 ヘア&メイク・市岡 愛(PEACE MONKEY) インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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