虫刺され用塗り薬の『キンカン』が、見た目だけ別人レベルに大変貌を遂げていた…
現在は様々なタイプのものが発売されている、虫刺され用の塗り薬。中でも定番商品の1つと言えるのが、金冠堂の『キンカン』だろう。
そんな『キンカン』が、2020年に驚きの変貌を遂げていたことをご存知だろうか。
■超クールになった「キンカン ノアール」
「フレグランスの類い？」「オシャレな人がカバンの中に入れていそう…」な感じのこちらの正体は、何とあの『キンカン』。
パッケージを思いっきりオシャレにしたこちらの『キンカン ノアール』は、今年3月から発売されている。
従来品と並べてみると、全く別の商品に見えてしまうほどの大変貌ぶりに驚く。
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■中身は全く同じ
パッケージの大変貌とともに、中身変わったのでは……と思いきや、中身は従来品と全く同じ。キャップを外すと馴染み深い塗口と、ツーンとあの香りが漂ってくる。
この『キンカン』の大変貌については、蚊の出没とともにインターネット上でも話題となり、「オシャレなキンカンの存在をさっき初めて知った。キンカン ノアールとは…」「デザインの大勝利だなって思わず買ってしまった」「見た目が虫刺され薬ぽくなくてカッコイイ」といった反響が続々。
■コロナ直撃で「渋谷の夢」叶わず…
じつはこの『キンカン ノアール』は、新型コロナウイルスの影響で夢を奪われてしまったという、ちょっとかわいそうな生い立ちが。
株式会社金冠堂は、『キンカン ノアール』のプロモーションの一環として、渋谷PARCOのポップアップギャラリー「COMING SOON」への出店を計画していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大によって、出店は中止せざるを得ないとの決断に至り、同社創業以来初となる、渋谷の商業施設への出店という夢が、儚く破れてしまったのである。
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■社外秘資料まで大胆に公開中
予想だにしなかった事態を受けて、同社は「キンカン 渋谷の夢」という特設ページを開設。当初は「社外秘資料」とされていた開発コンセプトや、幻となってしまった渋谷出店計画の全貌が公開されている。
持ち運びに便利なサイズ感の『キンカン ノアール』を手に取りつつ、ぜひ、生まれ変わった『キンカン』の世界観を覗いてみてはいかがだろうか。
（取材・文／しらべぇ編集部・衣笠 あい）
