映画版『鬼滅の刃』の公開が開始された。予想通り多くのファンが映画館に殺到し、早速歴代1位の記録を更新した。
16日から全国403館で公開されている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。最初の週末を終え、初日3日間で観客動員が342万493人、興行収入46億2,311万7,450円に達していたことがわかった。
1日あたりの観客動員、興行収入いずれも歴代1位となっており、ネットでは早くも「アニメが日本を救う」と歓喜の声が多数飛び交っている。
■「心より御礼申し上げます」
19日、直近の興行収入を公表した『鬼滅の刃』公式ツイッターアカウント。
「大変多くの方にご覧いただきました。観てくださった全ての皆様に、そして多くの方がご覧になれる環境で本作を公開いただいた映画館関係者の皆様に、心より御礼申し上げます」とメッセージを発信している。
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■中には1日42回の上映も
かなりの話題作とあり、公開初日から各映画館では複数スクリーンでの上映を決定するなど対応策を講じてきた。
しらべぇが取材したTOHOシネマズ新宿では、11スクリーンで上映し、午前7時から始まって最終上映が深夜2時50分、回数でいうと42回にわたる脅威の上映スケジュールで対応。
そんな各映画館の奮闘もあり、公開初日である16日金曜日は全国で91万507人(興行収入12億6,872万4,700円)、17日土曜日は127万234人(同17億172万3,350円)、18日日曜日は123万9,752人(同16億5,266万9,400円)という脅威的な数値を叩き出すに至ったのだ。
■「歴代1位」の快挙
公式は「本興行成績は、平日、及び土日ぞれぞれにおける、日本国内で公開された映画の観客動員・興行収入の歴代1位となりました」と説明し、その快挙を報告。まだ3日終わっただけだが、まだまだこの勢いは収まる気配を見せていない。
ちなみに日本における歴代興行収入ランキングの1位は2001年に公開された『千と千尋の神隠し』の308億円。2位に『タイタニック』(1997年)、3位に『アナと雪の女王』(2014年)と続き、以下『君の名は。』(2016年)、『ハリーポッターと賢者の石』(2001年)となっており、今も昔もアニメ作品が強い印象だ。
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■アニメが日本を救う…
ネットでは「すごすぎる…」「最高収益いきそう」「たった3日で『翔んで埼玉』とか『ワイルド・スピード』や『スパイダーマン』を超えて、劇場版ドラえもんに近づきつつある」と驚きを隠せないファンの声が続々。
一方で、平成期に公開されたアニメ映画の興行収入ランキングを出し、「平成のアニメ映画興行収入トップ3のハク様、瀧くん、ハウル様に迫る勢いの炭治郎くんになるかも」という興奮の声のほか、「『アニメが日本を救う』って凄くこの国っぽくっていいなあ」という声も散見されている。
(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)