お悩み6鎮痛剤は飲めば飲むほど効かなくなりませんか?(34歳・事務)
A 市販の鎮痛剤で耐性ができることはまずないと考えてOK
市販の鎮痛剤には、飲み続けた場合に量を増やさないと効かなくなるような成分は入っていません。効果もそこまで長く続くものではなく、すぐ体外に出ていくので、1回の生理期間に続けて飲んでも問題はありません。
プロスタグランジンを抑える成分を配合した鎮痛剤。ロキソニンS 12錠¥698(第1 類医薬品)/第一三共ヘルスケア
プロスタグランジンを抑える成分のほか、胃粘膜を保護する成分も配合。ロキソニンS プラス 12錠 ¥698(第1 類医薬品)/第一三共ヘルスケア
お悩み7運動習慣は生理痛をやわらげるのにいいんですか?(34歳・メーカー人事)
A 自分の体が楽になると感じるなら行いましょう
生理中に無理に運動をする必要はありません。運動をすることで体が楽になるなら行ってOK。生理の後半に生じる重だるさや冷えには、ヨガをすると骨盤内の血流がよくなり、症状が楽になる人も多いようです。
お悩み8低用量ピルで生理を軽くするのは体に負担なのでは?(33歳・客室乗務員)
A 生理を無理に止めるわけではなく、内膜を薄くするので体への負担は少ないです
低用量ピル=生理を無理に止めると思いがちですが、服用すると排卵が起こらないので子宮内膜が厚くならず、経血が減って生理が軽くなるだけで、無理に止めるのではありません。月経困難症や子宮内膜症への効果は認められていて安全です。
お悩み9低用量ピルを服用してもめまいやだるさ、眠気が改善されません(29歳・アパレル)
A まずは夜にしっかり眠ることが大切
ピルを飲んでもめまいやだるさ、眠気が改善されない場合は、睡眠時間が不足している可能性が高いです。まずは充分な睡眠時間を確保し、しっかりと寝るようにしましょう。
お悩み10仕事中など、痛みをすぐに治したいときにできることは?(32歳・マスコミ系)
A いちばん即効性があるのは座薬です
即効性があるのは座薬なので、婦人科で処方してもらっておき、急な痛みをすぐに抑えたいときに使うとよいでしょう。また、重要な仕事と生理が重なるときは前もって鎮痛剤を飲んでおくのがおすすめ。
イラスト/黒猫まな子 取材・原文/和田美穂 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年12月号掲載